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アメリカ核兵器の配備先はどこ? (うっかり)暴露された極秘情報

ニューズウィーク日本版 / 2019年7月23日 19時22分

<長らく秘密にされてきたアメリカの核爆弾の在りかとその数は>

アメリカが保有する核兵器は世界のどこに配備されているのか──この疑問の答えが思いがけない形で明らかになった。

NATO議会会議のサイトに誤って一時的に公開された報告書に、アメリカの核兵器の配備情報が含まれていたことが7月半ばに判明した。航空機に搭載可能な核爆弾「B61」150発の配備先としてベルギーとドイツ、イタリア、オランダ、トルコの基地名が挙げられていたという。報告書はカナダのジョセフ・デイ上院議員が4月に執筆した草稿で、最終版ではこの情報は削除されている。

長らく公然の秘密だったとはいえ、アメリカの核の配備先が公開されたことの衝撃は大きい。ベルギーのデ・モルゲン紙は「ついに白黒がはっきりした」と伝え、オランダのRTLニュースは「オランダの最悪の秘密をNATOが暴露」と報じた。

1971年には欧州内に7300発以上のアメリカの核があったともいわれる。現在は150発だとしたら、当時と比べれば大幅に削減されたと言えるのかもしれないが。

<本誌2019年7月30日号掲載>


※7月30日号(7月23日発売)は、「ファクトチェック文在寅」特集。日本が大嫌い? 学生運動上がりの頭でっかち? 日本に強硬な韓国世論が頼り? 日本と対峙して韓国経済を窮地に追い込むリベラル派大統領の知られざる経歴と思考回路に迫ります。


ブレンダン・コール

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