腹部がキラキラと光るクマムシが発見される
ニューズウィーク日本版 / 2019年7月25日 17時44分
クマムシが食べた藻類か細菌?
一方で、マーチン=レド氏の仮説に異を唱える学者もいる。2018年に山形県鶴岡市でクマムシの新種「ショウナイチョウメイムシ」を発見した慶應義塾大学環境情報学部の荒川和晴准教授は、科学ニュースメディア「サイエンスアラート」の取材に対して「適切な研究論文がない以上、評価することはできない」としながらも、「このキラキラと光る物質がアラゴナイトの結晶だとするならば、クマムシが食べた藻類もしくは細菌によるものではないか」との見方を示している。クマムシの歯針は、通常、脱皮中に排出されるため、これを飲み込んでしまうことは考えにくいという。
クマムシの腹部でキラキラと光っている物質の正体やその原因、メカニズムについては、さらなる研究を待つ必要がありそうだ。
Tardigrades: The Most Resilient Animals in the Universe
Guess what I've got in my tummy? #Waterbear collected in a moss on the banks of the river Saja. #Tardigrades from Cantabria.Rafael's answer: aragonite crystals pic.twitter.com/iSZoixQf5F— Rafael Marine Microfauna (@rmartinledo) July 14, 2019
松岡由希子
-
-
- 1
- 2
-
この記事に関連するニュース
-
【海外発!Breaking News】腹痛を訴えた12歳少女、新生児サイズの腫瘍を抱えていたことが発覚(ドミニカ共和国)
TechinsightJapan / 2024年6月23日 14時19分
-
東大など、「クマムシ」の標的遺伝子を改変した個体の作製に成功
マイナビニュース / 2024年6月17日 17時9分
-
ギュッと目を閉じ一生懸命!表情豊かなレオパの脱皮シーンが話題
おたくま経済新聞 / 2024年6月17日 7時0分
-
最強動物「クマムシ」のゲノム改変を可能に
PR TIMES / 2024年6月14日 10時45分
-
グローバル・グループ展『One’s Room(おねの部屋)』がプロジェクト・スペース脱衣所で開催
NeoL / 2024年6月13日 20時0分
ランキング
-
1「わが国には大きなリセットが必要」 英総選挙で労働党圧勝 スターマー首相が就任
産経ニュース / 2024年7月5日 21時30分
-
2シンベト元諜報員が非難 イスラエルの破壊者は「ネタニヤフ首相」
AFPBB News / 2024年7月5日 20時39分
-
3北朝鮮がウクライナに派兵の可能性…ロシア占領地域、プーチン氏が要請か
読売新聞 / 2024年7月6日 5時0分
-
4EU議長国のハンガリー首相が独断で訪露 ウクライナ支援の先行き懸念
産経ニュース / 2024年7月5日 22時55分
-
5焦点:ガザ戦後統治は誰が担うのか、イスラエルを悩ます難問
ロイター / 2024年7月5日 18時31分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)