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追加利下げも近い? FRBの金融政策が日本の株価に与える影響とは

ニューズウィーク日本版 / 2019年8月23日 16時49分

この発表を受けて株式市場は大きく反応。日経平均株価は、それまで保ってきた2万円台の節目を割り込みました。しかし、翌年1月の中旬には持ち直し、その後は緩やかに上昇していくことになります。

(Chart by TradingView)

ニュースに振り回されないために

たしかに、アメリカの金融政策は日本市場へも影響します。しかし実際には、FOMCの決定内容そのものが株価を動かすのではなく、「それを市場参加者がどう判断したか」が値動きとなって表れているに過ぎません。

アメリカ経済の動向は日本でも大きく取り上げられるため、それが日本株にどう影響するのか気になるところですが、一般にいわれている「株価に影響する出来事」が起こったとしても、必ずしも定説どおりに株価が動くわけではありませんし、まったく反応しないこともあり得ます。

重要な情報ではありますが、ニュースだけに振り回されるのではなく、そこからどんなことが考えられるのか、市場はどう受け取るだろうか、といった想像を働かせるための材料として活用したいものです。そうした積み重ねが、株をより深く理解する一歩になるのだと思います。

[筆者]
山本将弘(やまもと・まさひろ)
フリーランスライター。将来の備えとリスクヘッジのために、セブンポケットを目指して奮闘中。取り組みの一つとして、ライター業のかたわらトレードの勉強をしています。さまざまなテーマをわかりやすく解説していきますので、一緒に頑張りましょう!

※当記事は「株の窓口」の2019年7月29日の記事の転載です







※8月27日号(8月20日発売)は、「香港の出口」特集。終わりの見えないデモと警察の「暴力」――「中国軍介入」以外の結末はないのか。香港版天安門事件となる可能性から、武力鎮圧となったらその後に起こること、習近平直属・武装警察部隊の正体まで。また、デモ隊は暴徒なのか英雄なのかを、デモ現場のルポから描きます。



山本将弘 ※株の窓口より転載


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