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プーチンへの擦り寄りをロシア国営放送にまで嘲笑されたトランプ

ニューズウィーク日本版 / 2019年8月30日 13時40分



番組の司会者はこの映像を見ると、「素晴らしい。本当に素晴らしい」と言って笑い、ロシア政府によるとまだ次回サミットへの招待状は送られてきていないそうだ、と語った。

だがスタジオのゲストたちは、トランプがクリミアについて「併合された」と評したことには不満だったようだ。クリミアは、住民投票で過半数がロシア編入を支持したことを受けて2014年にロシアに「戻った」というのが、ロシア政府(ひいては同番組)の立場だ。アメリカ、EU、日本などはこの住民投票の結果を認めていない。

それでもゲストの1人は、トランプがクリミアの問題について「たくみにオバマの評判を傷つけ」、事実上クリミア併合をオバマ政権の責任としたことを、皮肉を交えて称賛した。

一方、米ウェブメディアのポリティコによると、米民主党はトランプに対して、プーチンをG7サミットに復帰させないよう求めている。上院のチャック・シューマー院内総務をはじめ民主党議員たちは、「いかなる状況下でも」プーチンをG7に復帰させるべきではないと主張している。

(翻訳:森美歩)


ブレンダン・コール


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