ハリケーン・ドリアン、絶滅しかけていた鳥に最後の一撃?
ニューズウィーク日本版 / 2019年9月5日 15時30分
研究者たちによれば、バハマゴジュウカラは2004年時点で推定1800羽いたものの、その後激減した。バハマゴジュウカラは成長した松の木にしか巣をつくらないのに、バハマ諸島の松林は伐採や観光目的の開発、ハリケーン被害などでどんどん削られてしまったからだ。
「気候変動で過酷な気象条件が増えるなか、異常気象がこれらの固有種に及ぼす影響を軽減し、復活させていかなければ」とベルは言う。
バハマ諸島では、ゴジュウカラのほかにも、ツバメやムシクイなどの固有種が絶滅の危機にさらされている。
「バハマムシクイなど松林に暮らすその他の種が、ドリアンの強風や大雨、高潮の中で生き残ることができたのかどうかも調べなくてはならない」とベルは述べた。
The Bahama Nuthatch, one of the rarest #birds in the western hemisphere and feared extinct, has been spotted by researchers from @biouea. pic.twitter.com/KzhsvDuCGo— UEA (@uniofeastanglia) August 23, 2018
(翻訳:森美歩)
※9月10日号(9月3日発売)は、「プーチン2020」特集。領土問題で日本をあしらうプーチン。来年に迫った米大統領選にも「アジトプロップ」作戦を仕掛けようとしている。「プーチン永久政権」の次なる標的と世界戦略は? プーチンvs.アメリカの最前線を追う。
The Bahama Nuthatch, one of the rarest #birds in the western hemisphere and feared extinct, has been spotted by researchers from @biouea. pic.twitter.com/KzhsvDuCGo— UEA (@uniofeastanglia) August 23, 2018
バハマゴジュウカラが飛ぶ姿は、もう見られないかもしれない
アリストス・ジョージャウ
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