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アフガン和平でも「壊し屋」発揮したトランプという人災

ニューズウィーク日本版 / 2019年9月10日 15時30分

アフガニスタンでは、2001年の9.11テロの報復で米軍が侵攻して以来、18年間にわたって戦争が続いている。この戦いで犠牲になった米兵は2300人以上にのぼる。



トランプのツイートを受け、タリバンの幹部(匿名)はNBCニュースに対し、トランプの言い分は不正確だと言った。トランプのツイートよりも前に、極秘会談への招待を断ったのはタリバンのほうだと主張した。

「我々は(アメリカのアフガニスタン和平担当特別代表である)ザルメイ・ハリルザドに何度も、アシュラフ・ガニと彼が率いる政権を正当な政府と認めていないと伝えてきた。だから今回、彼らとの直接協議を断った」と、カタールを拠点にしているタリバンの幹部はNBCに語った。それが「大統領を怒らせ、それが和平協議の中止を招いたのだろう」とこの人物は語った。

マイク・ポンペオ米国務長官は8日、テレビ番組のインタビューの中で、和平交渉は当面の間、中止すると語った。

「タリバンが行儀よくしないのなら、トランプ大統領は圧力をかけ続ける。アメリカは、アフガニスタンで懸命に戦っている治安部隊への支援を続ける」と、ポンペオはCNNの番組「ステート・オブ・ザ・ユニオン」のインタビューに対して語った。

トランプがタリバンの幹部を招いたことについては、とりわけそのタイミングが2001年に同時テロが起きた9月11日にあまりに近いことから、多くの批判の声が上がっている。アメリカは同時テロの後、テロの首謀者であるアルカイダとその指導者ウサマ・ビンラディンをかくまった当時のタリバン政権を妥当すべく、アフガニスタンに侵攻した。

(翻訳:森美歩)



トランプが所有するミス・アメリカ



ジェイソン・レモン


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