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ウクライナのドローンが「ブチャ虐殺」関与のロシア軍精鋭部隊に報復攻撃?──プスコフ州

ニューズウィーク日本版 / 2023年8月31日 16時59分

とくにセルゲイ・チュバリキン少将とアレクサンドル・チャイコ大将の配下にある部隊は、ブチャの「浄化作戦」とつながりがあるとされている。

2022年10月のAP通信の記事は、同空挺師団に所属する兵士(名前は「バディム」とのみ記載)が同年3月21日に母親と電話した際の会話の一部を引用。バディムはこの中で、次のように述べていた。「命令が下された。民間人であれ誰であれ、構わず全員殺せと」

しかし同空挺師団は、その後の18カ月に及ぶ戦闘で大きな被害を受けたとみられている。ヨーロッパのある国防当局者は2023年12月に本誌に対して、「同空団の30~40%が負傷したか、行方が分からないか、死亡したと見ることができる」と述べた。

同空挺師団は今後、ロシアがNATOの東の辺境を越える場合には、その先頭に立つことになるだろう。その際には複数の部隊が、NATO同盟諸国の支援が到着する前にエストニアなどのバルト諸国を制圧する任務を課されることになる可能性が高い。

エストニア国防軍の司令官であるベイコ・ベロ・パルム少将は5月にタリンで本誌に対して、同空挺師団のここ数カ月の「主な活動」は「葬儀の手配」だと述べた一方で、こうつけ加えた。「現在は駐屯地に誰もおらず、意義ある訓練が何も行われていない状況だが、これは数週間内にも変わる可能性がある」

<動画>報復の炎?

自爆ドローンがロシアの軍用機に激突する瞬間、轟音、悲鳴

A much better quality video of 2 burned down IL-76 military transport planes at the airfield attacked by Ukrainian drones in Pskov during the night. These drones are taking off from within Russia, just several kilometers away from their targets. 4x IL-76 and 1x Tu-22 destroyed. pic.twitter.com/jhoVH5N0Jg— Igor Sushko (@igorsushko) August 30, 2023

Drone attack on six Russian regions reported:- Pskov airport: four Il-76 military transport aircraft damaged;- Bryansk: Kremniy El microelectronics factory on fire- Kaluga: oil reservoir hit- Moscow- Oryol- RyazanSevastopol and the bay attacked by naval drones.Is... pic.twitter.com/o5RcfJ5K6U— Maria Avdeeva (@maria_avdv) August 30, 2023



デービッド・ブレナン


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