1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

核戦争勃発の危険? 朝鮮半島「中露より高リスク」の現実に取り組む第一歩【注目ニュースをアニメで解説】

ニューズウィーク日本版 / 2023年9月1日 16時0分

一方の北朝鮮も、金正恩の妹で朝鮮労働党の副部長を務めている金与正が、7月17日の談話の中でアメリカの提案を「ばかげている」と一蹴した。アメリカでも韓国でも「前任の大統領が署名・確約した合意は全て、次の政権によって覆されてきた」と述べた。

公式の外交関係は凍結されたままだが、アメリカ連邦議会の下院では今年、北朝鮮に関して真逆の法案が2つ提出されている。

朝鮮戦争の正式な終結を求める「朝鮮半島和平法案」(HR1369)と、人権問題の状況をめぐり北朝鮮政府に対する懲罰的な措置の強化を要求する「北朝鮮人権再認定法案」(HR3012)。

前者を提出したのは民主党のブラッド・シャーマン下院議員、後者は共和党のヤング・キム下院議員で、どちらもロサンゼルス選出の議員だ。

キムは当然HR1369に反対しているが、シャーマンはそのスタンスに懐疑的だ。「自分の敵と話をしなければ何も始まらない。いま一番に話すべき相手は彼らだ」とし、相手の立場を理解する必要があると述べた。

もちろん「アメリカが平和協定の交渉を望むと宣言しても、それが協定の締結につながる保証はない。平和協定が非核化への大きな一歩になる保証もない」が、費用対効果を考えればベストな選択だとシャーマンは考える。不安定な「休戦」状態を正式な「終戦」へ転換するのは「正しい方向への一歩」だと確信しているという。

■詳しくは動画をご覧ください。

※この動画は「実は中露より高リスク、「1つ間違えれば核戦争」...北朝鮮問題の解決へ「意外と取り組みやすい」第一歩とは?」に基づいています。



ニューズウィーク日本版ウェブ編集部


この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください