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衛星データとAIで開発途上国に農業改革を──「子どもが夢を語れない現実」にテクノロジーで立ち向かう若き起業家

ニューズウィーク日本版 / 2023年9月21日 11時30分

「Sagri」の活用図。農地の区画情報を自動生成し、土壌の状態を確認することができるほか、野菜の栽培中にはその生育状況も確認できる。 ※特許取得済:特許第7053083号

東京から世界へ広がるアグリテクノロジー

現在、サグリ株式会社は、ASEAN諸国や南米をターゲットにグローバルに展開。2030年までには、アプリの活用を1億ヘクタール、利用者1億人を目指すほか、温室効果ガスの削減量を売買するカーボンクレジット事業も推進している。

サグリ株式会社をはじめ、ますますの発展が期待されるIT分野。坪井氏は「助成金や制度を活用し、会社として成長していくことが重要」と語る。人材育成やスタートアップに力をいれる東京は、起業家が活躍しやすい都市の一つと言えるだろう。今後も、坪井氏を筆頭とした、若手起業家の台頭に注目だ。

坪井俊輔
1994年、神奈川県生まれ。横浜国立大学理工学部卒業。大学在学中の2016年に株式会社うちゅうを創業、宇宙を題材とした教育事業を展開する。2018年、衛星データとAIにより農地の区画情報を自動生成するアプリケーション「Sagri」を開発、同時にサグリ株式会社を設立。開発途上国の農業改革を目指す。2021年、米国マサチューセッツ工科大学の「Innovators Under35 Japan2021」、世界経済フォーラム「Global Shapers Community」などに選出。

サグリ株式会社
https://sagri.tokyo

取材・文/高野智宏
写真/殿村誠士

※当記事は「TOKYO UPDATES」からの転載記事です。


※TOKYO UPDATESより転載


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