<ロシア軍>指揮官は「ネズミのように逃げ出し」、戦闘を拒んだ兵士たちは捕らえられた
ニューズウィーク日本版 / 2023年9月21日 15時22分
この告発を行った兵士オレクシー・アガフォノフはロシアの反体制メディア「Verstka」に対して、ウクライナ東部ルハンスク州のマキイフカ近郊で、ウクライナ側から砲撃を受けたと証言。自身が所属する大隊は2022年11月2日、塹壕を掘って防衛陣地を守るよう命令を受けたが、ウクライナ軍による砲撃が始まると、指揮官は兵士たちを見捨てて逃げ出したと語った。
「私たち兵士は現地に投入されるとすぐに塹壕を掘るよう命じられた。1つの大隊につきシャベルは3本しかないが、最善を尽くして掘り続けた。朝になると敵の砲撃が始まった。迫撃砲やミサイルなどが飛んできた」とアガフォノフは言った。「砲撃が始まると、上官たちはすぐに逃げ出した。私たちは砲撃が止んだ隙に塹壕を掘って隠れようとしたが、すぐにヘリコプターで居場所を特定されて撃たれた」
アガフォノフは、プーチンが2022年9月21日に発令した部分動員令の一環として徴兵された者たちは、そもそも戦闘に参加したくなかったのだ、と説明した。
<動画>退却すれば撃つと脅され隠れていたロシア兵たち
イザベル・ファン・ブリューゲン
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