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<3分解説>アゼルバイジャン:アルメニアと深まる対立、万博に仲良く出展していたのは遠い過去

ニューズウィーク日本版 / 2023年10月19日 11時16分

2005年愛知万博:「コーカサス共同館」としてアルメニア共和国、グルジア(現ジョージア)と共に出展。「健康と長寿」をテーマに、古くから文明の地として栄えた歴史を踏まえ、各国の地図や山々の写真、絵画を展示。バクーはかつてのシルクロードの中継地で、城壁に囲まれた旧市街もある」と紹介された。

特産品

ワイン:ワイン発祥の地とされるコーカサス地方の構成国として知られ、製造の起源は6000~7000年前に遡る

景勝地

城塞都市バクーなど(世界遺産)

城塞都市バクー(写真AC)

燃える山「ヤナル・ダグ」

著名人

リヒャルト・ゾルゲ(1895~1944年)...ソ連のスパイ。日本で諜報活動を行っていたスパイ組織の構成員らが逮捕された「ゾルゲ事件」の首謀者。巣鴨プリズンで死刑に処された。バクー出身

アリー・ハーメネイー(1939年~)...イランの最高指導者。東アーザルバーイジャーン州ハーメネ出身の父はアゼルバイジャン人だった

ガルリ・カスパロフ(1963年~)...チェスの元世界チャンピオンで、15年もの間その地位に君臨。1996年にIBMのチェス用スーパーコンピュータ「ディープブルー」と対戦して勝利するも、翌97年には敗北して話題に

トリビア これだけ知っていれば"通"気分

●首都バクーで超高層ビル「アゼルバイジャン・タワー」が建設中。完成すれば高さ1050メートルとなり、現在最も高いドバイ「ブルジュ・ハリファ」の828メートルを大きく上回る見込み。当初2019年完成予定だったが、工事遅延で完成目標は2025年に

●火を崇拝する世界最古の宗教「ゾロアスター教」(拝火教)の寺院「アーテシュギャーフ」がある。地下から噴出する天然ガスによって自然発火する「ヤナル・ダグ」(「燃える山」の意)は2000年以上燃え続けている

●バクーは2025年の万博開催を賭けて大阪、ロシアのエカテリンブルグと争ったが、2018年の万博の総会で大阪に敗れた

姉妹都市

自治体名:静岡県 伊東市
提携自治体名:イスマイリ州
提携年:2013年
概要・経緯:アゼルバイジャン政府の依頼でイスマイリ州に日本庭園が造られ、設えに感動した大統領が日本側との交流を希望。風光明媚な土地柄という共通点で伊東市が推薦された

※記事中の数値や史実は外務省ホームページ「国・地域>基礎データ」に準拠、「過去の万博」は過去の開催概要の記載・説明に準拠

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