ロシア不在で南カフカス、中央アジアに大転換...「ロシア後」の地政学を展望【注目ニュースをアニメで解説】
ニューズウィーク日本版 / 2023年10月5日 16時10分
中央アジアと南カフカスには、ロシアのウクライナ戦争を明確に支持する国は1つもないが、ロシアを孤立させようとする欧米諸国の試みにも加わっていない。
中央アジア諸国も、南カフカス地方の国々のように、最近の地政学的ダイナミクスを受けて外交関係の多角化に努めてきた。この地域に影響力の足がかりが乏しかったアメリカにとっては大きなチャンスだが、この動向は大国間の競争が急激に展開する危険も生む。
中央アジアも南カフカスも伝統的にロシアとの関係が深く、両地域間のつながりが拡大していることから、南カフカスの情勢不安が中央アジアに飛び火する可能性もある。その逆もあり得る。
アメリカがこの地域への関与を深めるのであれば、こうした潜在的な安全保障上のリスクを戦略に織り込まなければならない。
■詳しくは動画をご覧ください。
※この動画は「中央アジアでうごめく「ロシア後」の地政学」に基づいています。
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ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
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