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次の地球生物の大量絶滅は「超酷暑」が原因...新たな超大陸「パンゲア・ウルティマ」とは? 最新研究より

ニューズウィーク日本版 / 2023年10月20日 14時52分

こうした気温上昇は人類を含む哺乳類にとっては特に脅威だ。というのも、哺乳類は暑さよりも寒さに耐えられるように進化してきている。

「哺乳類が放熱プロセスを働かせるためには、周囲の空気の温度は皮膚より低くなければならないし、皮膚の温度は中核体温よりも低くなければならない」とファーンスワースは言う。「気温が皮膚温より高く、代謝熱を容易に発散させられないと、危険な過熱状態に陥ってしまう」

また、酷暑は哺乳類の命を食料などとして支えている他の生き物の生育環境をも破壊してしまう。「植物は一般的に、40度を超える気温を好まない。超大陸のほとんどの温度はこの水準を超えるかもしれない」と、ファーンスワースは言う。

「広い範囲で植物が生えなくなったら、植物に依存している他の(昆虫などの)生き物が悪影響を受け、それに続いてそうした生き物を食料としている食物連鎖のピラミッドの上のほうの種類の生き物も悪影響を受ける」

幅広い生物が巻き込まれる、何とも恐ろしい事態だ。

新たな超大陸「パンゲア・ウルティマ」とは?

Will Pangea be reunited? Earth's next supercontinent/Will Pangea be reunited? Earth's next supercontinent

    

ジェス・トムソン(本誌科学担当)


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