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就活の常識をぶっ壊せ!ギャップ・イヤーで広がる日本人の選択の自由

ニューズウィーク日本版 / 2023年10月20日 18時56分

東京大学は以前、「秋入学」への全面移行を前向きに検討していた。当時の総長濱田純一氏が、9月入学のため、高校を卒業してからの約半年間を海外留学などに当てられるというメリットをアピール(ギャップ・タームという和製英語も誕生)したものの、障壁が多く、結局断念した。

こういう残念な経過も関係しているせいか、日本においてはギャップ・タームの認知度がまだ低い。なので、これらのプログラムを利用すると、就職時期が遅れて不利になるのではないかと懸念する学生も少なくないらしい。でも、歩むべき道を確認するために、学生が学校以外の社会を体験することは大切だ。

経団連も最近前向きな姿勢を見せているし、評価してくれる企業も増えつつあるので、学生自身も勇気を出してギャップ・タームに挑戦してみてはいかがだろうか。社会で経験を積むための休学こそ「人生の選択の自由」を取り戻すための鍵の1つになるに違いない。

トニー・ラズロ
TONY LÁSZLÓ
1960年、米ニュージャージー州生まれ。1985年から日本を拠点に活動。ベストセラーとなったコミックエッセー『ダーリンは外国人』(小栗左多里&トニー・ラズロ)シリーズの主人公。




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