「未来のスペイン女王」レオノール王女の成人の誓い...「白の勝負スーツ」は母レティシア王妃へのオマージュ

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＜18歳の誕生日を迎えて皇太子となった、スペインのレオノール王女。立太子宣誓の儀式での白いスーツが話題に＞

10月31日に18歳の誕生日を迎えて、成人したスペインのレオノール王女。スペイン憲法への忠誠を誓い正式に王位継承者となったことで、父フェリペ6世国王の代行を務めることが可能となった。

　　　　

1868年まで在位したイサベル2世女王以来、約2世紀ぶりのスペイン女王となることが約束されているレオノール王女は、この日、白いスーツに身を包んだ。

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白のパンツスーツ姿にジュエリーと薄めのメイクに白いパンプスをあわせたレオノール王女。スペイン「Vanitatis」誌によると、パンツスーツは父フェリペ国王が結婚式で着用した軍服を制作した「サストゥレリア・セルナ（Sastrería Serna）」によるものであるという。

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白のスーツはレティシア王妃が重要な公務など「勝負」の時に何度も着用しているため、母へのオマージュと見られる。

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そのレティシア王妃の最も印象深い白のスーツ姿は、2003年のフェリペ王子（当時）との婚約会見である。

レティシア妃の婚約会見写真

2003年、フェリペ皇太子（当時）との婚約会見時での白いパンツスーツとジャケット姿のレティシア・オルティス（当時）　SergioPerez-Reuters

　　　　

国営放送のキャスターらしく、清潔感溢れる装いとエレガントさは、その後のレティシア王妃がヨーロッパ王室の「ファッション・アイコン」となっていくことを予感させるに十分であった。

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その母から受け継いだファッションセンスを存分に活かしたレオノール王女は、今回、ボタンとパッチポケットが付いたブレザーにプリーツ入りのフレアパンツを合わせ、エレガントさと親しみやすさを魅せた。

フェリペ皇太子（当時）とレティシア皇太子妃（当時）の長女として2005年に誕生したレオノール王女。2014年に祖父ファン・カルロス1世国王の退位によって父フェリペ6世が即位。それにともない事実上のスペイン次期王位継承者であったが、今回の成人の儀式によって正式な後継者に。

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レオノール王女はこの夏に陸軍士官学校に入学し、3年間の軍事訓練を受ける予定だ。入学の際には両親と妹のソフィア王女（2007年）が見送りに行ったことも話題となった。