トランプにかかわったエリート弁護士たちが人生どん底に...今や誰も前大統領の弁護をやりたがらない納得の訳
ニューズウィーク日本版 / 2023年11月7日 14時53分
弁護士たちが有罪を認める取引をしたことで、トランプが自らの守り手だった人たちにより、裁判で痛い目に遭わされる可能性は高いと言えそうだ。こうしたドラマチックな展開の底流には、トランプ・ワールドにおける大きな真理が隠れている。
トランプは、周囲の人たちに絶対的な忠誠を要求する一方で、自分自身は決してその人たちを大切にしないのだ。トランプは最終的に、全ての人に憎しみを抱く。その結果として、本人が自称してきた「史上最高の大統領」と正反対の人物になりつつあるのかもしれない。
トランプは、自身の政権下でアメリカの安全がかつてなく高まったと胸を張ったが、ジェームズ・マティス、マイク・ポンペオ、レックス・ティラーソン、ジョン・ボルトン、マイク・ペンスといった外交・安全保障チームの高官たちを憎み、遠ざけた。
いま生活の拠点を置くフロリダ州のロン・デサンティス知事とも激しくいがみ合い、看板政策だった大規模減税の実現に尽力してくれたポール・ライアン元下院議長に対しても軽蔑を隠さなくなった。これまでトランプは、結局はあらゆる人物に攻撃の刃(やいば)を向けてきた。
アメリカ国民は、「法的迫害」を批判するトランプの幼稚な主張にいつまでも付き合っている場合ではない。次に攻撃の標的にされるのは、アメリカ国民かもしれない。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
異例のアメリカ大統領選挙 多くの裁判を抱え選挙に臨むトランプ氏――今日は“何の”裁判?
日テレNEWS NNN / 2024年7月2日 20時35分
-
トランプ氏有罪で共和党が連帯した
Japan In-depth / 2024年6月11日 9時0分
-
トランプ氏の有罪評決が不信を生む7つの理由
Japan In-depth / 2024年6月9日 13時0分
-
「トランプ有罪」判決は大統領選に何をもたらすか 「口止め料裁判」ですべての陪審員が有罪の評決
東洋経済オンライン / 2024年6月8日 8時30分
-
トランプ氏裁判保留、ジョージア州選挙介入事件
ロイター / 2024年6月6日 9時56分
ランキング
-
1ニシキヘビが女性丸のみ、腹から遺体発見 インドネシア
AFPBB News / 2024年7月3日 17時59分
-
2ハリス副大統領が最有力候補、バイデン氏選挙戦から撤退なら=関係筋
ロイター / 2024年7月4日 0時8分
-
3英総選挙きょう投開票、「穏健」労働党が大勝見込み…スターマー党首が左派色改め現実路線へ回帰
読売新聞 / 2024年7月4日 9時46分
-
4イスラエル、西岸で12.7平方キロ「国有地化」 過去30年で最大の土地接収
AFPBB News / 2024年7月4日 13時2分
-
5米民主党の下院議員、バイデン氏に大統領選からの撤退を要求 党内で進退巡り意見分裂
産経ニュース / 2024年7月3日 17時20分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください