また撃破!ウクライナにとってロシア黒海艦隊が最重要の敵である理由
ニューズウィーク日本版 / 2023年11月8日 17時54分
「私たちにできる唯一のことは、黒海艦隊を叩きのめし、この海域に新たな艦隊を投入しても、同じことが起きると思い知らせることだ」と、現在ウクライナのシンクタンク防衛戦略センターの会長を務めるザゴロドニュクは付け加えた。「他に選択肢はない。そして、完全に遂行できるまで、この選択肢を追求すべきだ」。
ロシアは依然として通常海軍力では黒海において圧倒的な優位を誇っており、ウクライナ南部の港を断続的に封鎖している。それは、ウクライナとウクライナの農産品を輸入している世界の国々にとって早急に解決を迫られる問題だ。とはいえ、ウクライナは型破りな攻撃作戦でロシアの軍艦の行動を抑制している。
ウクライナの無人機や2022年4月にモスクワ号を沈没させた対艦ミサイル「ネプチューン」による攻撃を恐れて、ロシアの艦船はウクライナの海岸線から約300キロ以内に近づかなくなっている。
また、最近のウクライナの攻撃を受けて、ロシアは最新鋭の資産の一部を母港から移し、その一部をアゾフ海に移設したという報道もある。
4日の攻撃について、ウクライナ大統領府のアンドリー・イェルマーク長官は、テレグラムにお祝いのメッセージを投稿し、こう述べた。「ロシア連邦の黒海艦隊がクリミアからいなくなることは、絶えず証明されている」
<動画>黒海艦隊、ゲリラ攻撃に手も足も出ず
<動画>黒海艦隊の新鋭艦ト「アスコルド」の無惨な船体
Footage of the Russian Askold Project 22800 Karakurt ship at the Zaliv shipyard struck by Ukrainian Storm Shadow / SCALP missiles on November 4. https://t.co/2bmADP6R9Bhttps://t.co/zY9FRXirPu pic.twitter.com/8TdlPVVLha— Rob Lee (@RALee85) November 7, 2023
デービッド・ブレナン
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