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キャサリン妃の「美脚」への称賛が「ダブルスタンダード」論争に

ニューズウィーク日本版 / 2023年11月25日 9時5分

パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスは24日、拘束しているイスラエル人の人質13人を解放した。複数メディアが報じた。写真は11月24日、人質解放を前にパレスチナ自治区ガザとエジプトの境界にあるラファ検問所に集まる報道陣(2023年 ロイター/Ibraheem Abu Mustafa)

<キャサリン妃が着用した赤いドレスから見えた「美脚」にメディアもSNSも大絶賛の嵐。しかし、もしそれがメーガン妃だったら?>

21日、国賓として訪英した韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と金建希(キム・ゴンヒ)夫人を歓迎するレセプションに参加したキャサリン妃。

イギリスの「デイリー・メール」紙が「ケイトが見事な美脚を手に入れた方法」という見出しをつけて、キャサリン妃が車から降りる写真を一面に掲載。

■【写真】「見事な美脚を手に入れた」キャサリン妃 の写真を見る

その中で「ヒザのお皿すら素敵! キャサリン妃が車から降りる際に脚を見せた。なんて美脚!」という美容専門家のアリス・ハート=デイビスの記事を掲載した。

しかし、SNSのユーザーたちは、もしメーガン妃が同じように膝を見せたのであればそのように好意的には受け取られなかったはずであると主張。また、王室ブロガーのduchessmmgraceは、次のように述べる。

「私はキャサリン妃のこの姿が好きですが、白くて細いことは本当に価値あることなのでしょうか。メーガン妃が「ハミルトン」の公演で脚を見せたときには、王室コメンテーターたちが憤慨していたことを覚えています。中には、ヒザまで[スカートを]引っ張り下げたらいいのに...とコメントした人もいました」

また「もしメーガン妃が同じことをしたら、『彼女は注目集めたいだけ』『不適切』『王室のルールを破っている』と言うでしょう。しかし、キャサリン妃であれば問題にされないのはダブルスタンダードです」とX(旧ツイッター)で述べる人も。

2020年に王室を離れてヘンリー王子とアメリカに移住して以降、イギリスのメディアやSNSでどのように自分が扱われたかをメーガン妃は語ってきた。

特にファッションは結婚後に注目を集めるようになり、膝上のドレスを何度か披露している。その一例が2018年8月にロンドンのウェスト・エンド・シアターで上演されたミュージカル「ハミルトン」の特別公演に出席した際のドレスだ。

■【写真】「露出が多い」と批判されたメーガン妃のスカート を見る

当時、そのドレスは新しい王室メンバーなのに「露出が多い」と報じられ、VOGUE誌に「最も大胆な装い」と評された。

A pleasure to welcome President Yoon Suk Yeol of the Republic of Korea and First Lady Kim Keon-hee to the UKpic.twitter.com/6L9NMIgZLQ— The Prince and Princess of Wales (@KensingtonRoyal) November 21, 2023

今回、一部のSNSユーザーは、キャサリン妃の衣装や脚について過剰に肯定的であることを批判。そして、その中には性差別的な表現も潜んでいることを指摘している。

王室コメンテーターのリチャード・フィッツウィリアムはキャサリン妃が「完全で見事に見えた」と述べる一方で、一部の報道を「性差別そのもの」「#MeToo時代であるとは信じがたい」と本誌に語った。

2021年、メーガン妃は自身に向けられたメディアやSNSでの反感について次のように語っている。

「もし私のことが好きならば、彼女[キャサリン妃]を嫌いになる必要はありません。そして、彼女[キャサリン妃]のことが好きならば、私を嫌いになる必要はありません」

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