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最新の「四角い潜水艦」で中国がインド太平洋の覇者になる?

ニューズウィーク日本版 / 2023年11月30日 19時43分

サットンによると、形状に加え、敵の探知機が発する音波を反射しにくい表面加工のおかげで、039Cは魚雷に搭載されているような高周波ソナーにも探知されにくい。

米国防総省の最新の評価によると、039Cの本格的な配備は2020年代末になる見込みだ。

加えて、中国海軍は核ミサイルを水中発射できる最新型の096型巨大ステルス原子力潜水艦も2030年までに配備するとみられている。

096型はロシアが提供した技術でステルス性を高めた原潜で、就役すれば、中国の軍艦の動きを追跡している米軍と同盟軍は非常に手こずることになると、米海軍大学校の中国海事研究所が8月に発表した調査報告書で警告している。

「096型は(西側にとって)悪夢となりつつある」と、元潜水艦乗組員で海事情報アナリストのクリストファー・カールソンは今月、ジャパン・タイムズに語った。

 

アメリカは中国の海軍力増強に対抗するため、オーストラリア、イギリスとの3カ国のパートナーシップ・AUKUS(オーカス)など、防衛協力の枠組み作りを進めている。AUKUSの下で、英豪の海軍は2040年代初めの就役を目指し、次世代型の原潜(搭載するのは通常兵器)を共同開発することになった。

オーストラリアはそれまでの措置として、アメリカから高速攻撃が可能なバージニア級原子力潜水艦を購入する計画を発表している。

<動画>四角い形状のセイルでステルス性能を高めた中国の潜水艦

 

<動画>潜水艦そのものを四角い外殻で覆ったようなドイツの潜水艦

 


アーディル・ブラール


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