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「写植」技術の興亡と、杉浦康平の革新的ブックデザイン──奇跡の出会いが交差する、メディアと人間の100年史

ニューズウィーク日本版 / 2023年12月15日 15時5分

人間の創作活動は、時代ごとの技術環境から強く方向づけを受けています。けれども歴史を知ると、具体的な人間の繋がりや、技術を使いこなす意思が積み重なることで、不確定だった未来が決定されていく側面も、明瞭に見えてきます。

そうであるならば、私たちが日々行っているすべての小さな営みのなかにも、有限に、けれども確実に、未来への責任が宿っているはずです。

そのことを常に心に刻み、今を生きる子どもたちの未来に対する責任意識を持って、これからも研究と創作を越境する実践に取り組んで参ります。

阿部卓也(Takuya Abe)
東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得満期退学。ポンピドゥセンターリサーチ&イノベーション研究所(IRI)招聘研究員などを経て、現在、愛知淑徳大学創造表現学部准教授。著書『ハイブリッド・リーディング』(編著、新曜社)など。

伊藤亜紗氏(東京工業大学教授)による選評はこちら

 『杉浦康平と写植の時代──光学技術と日本語のデザイン』
  阿部卓也[著]
  慶應義塾大学出版会[刊]

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