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オスプレイの特殊能力は突入作戦に欠かせない

ニューズウィーク日本版 / 2023年12月6日 15時51分

だが、アメリカはすぐにはオスプレイを手放すことはないだろう、と専門家はみている。

「墜落事故が起こるたびに、なぜオスプレイはまだ飛んでいるのかという疑問が起こる」と、ロレンジャーは言う。「答えは簡単だ。オスプレイは役に立ち、必要とされているからだ」

メルテンスも同意見だ。「オスプレイは複雑さとリスクに見合う価値がある。従来のヘリコプターとは段違いのスピードと航続距離があるからだ」

この能力は「敵の陣地の背後にまわって」活動する米軍の特殊部隊にとって極めて重要であり、また太平洋での長距離輸送には理想的だ、とメルテンスは言う。

オスプレイは、特殊任務の人員や装備品の輸送に欠かせない。400機以上のオスプレイを保有しているアメリカがただちにオスプレイを放棄する可能性は低い、とロレンジャーは本誌に語った。

 

米海兵隊は現在270機を超えるオスプレイを運用している。また、空軍特殊作戦司令部は23年1月の時点で51機のオスプレイを保有していた。

アメリカがオスプレイの代わりとなりそうな別の航空機を探している様子はない、とロランジャーはコメントした。

米軍は以前、米軍人のための情報サイトMilitary.comに対し、オスプレイをこれ以上購入する予定はないが、2050年代まで飛行させる見込みであることを確認している。

<動画>やはり怖い!特殊任務に欠かせないオスプレイの超・離着陸

 


エリー・クック


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