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シェア伸ばすJT、新デバイス「Ploom X ADVANCED」発売で加熱式たばこ三国志にさらなる変化が!?

ニューズウィーク日本版 / 2023年12月6日 16時25分

JT関西工場の製造ライン(JT提供)

清潔な工場内はすべてオートメーション化され、品質は厳しく管理されている。「農作物であるたばこ葉は、その年の気候状況により微妙に品質が異なります。しかし、いつどこで購入されても常に同じ喫味を担保できるよう、品質管理を徹底しています」と、製造部長の嶋田達也氏は胸を張る。

メンソールの戦いと、グローバルの拡大

Ploom X ADVANCEDの発売で、ますます白熱しそうな加熱式たばこ「三国志」。今後を占うひとつのカギは、メンソールかもしれない。

現在、日本の加熱式たばこユーザーの7割がメンソール愛好家とされるが、Ploom Xの課題のひとつに「メンソール感の弱さ」があった。

新デバイス「Ploom X ADVANCED」は1,980円(税込)だが、2024年1月7日までキャンペーン価格980円(税込)。新銘柄たばこスティック「メビウス・ブラック・コールド・メンソール」は500円(税込)

JTはこの度、Ploom X ADVANCEDと同時に新しいたばこスティック「メビウス・ブラック・コールド・メンソール」を発売。結晶が大きい天然メンソールを100%使用し、フィルターにもメンソールを添加した「Ploom X史上最強の極冷メンソール」で、すでに3銘柄(カプセルなし)あるメンソールのラインアップを拡充し、ユーザーの選択肢を増やす。

また、国内市場だけでなく、グローバルな販売戦略も気になるところだ。首位を行くiQOSが70近い市場で展開されているのに対し、グローバルモデルとして開発されたPloom Xは現在、12カ国。山口氏はPloom X ADVANCEDの発売により、「2024年中には28カ国に拡大する予定」と語った。

Ploom X ADVANCEDは、より豊かな吸いごたえと味、香りで「1本の愉しみ」を進化させるデバイスであるという。その奥深い喫味で猛追をかけ、3番手に甘んじてきたシェアに変化をもたらすことができるか。群雄割拠する加熱式たばこ市場の動向に注目したい。



高野智宏


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