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「ぜんぜん似てない!」アリアナ・グランデの蝋人形、出来が悪すぎるとマダム・タッソーに批判が殺到

ニューズウィーク日本版 / 2023年12月17日 7時25分

lev radin/Shutterstock

<シドニーのマダム・タッソーがお披露目したアリアナ・グランデの「ろう人形」が大不評。過去にも「似てない」騒動は発生>

オーストラリア・シドニーにあるマダム・タッソーろう人形館が、米人気歌手アリアナ・グランデの人形をお披露目したところ、「似ていない」とネットで嘲笑されている。マダム・タッソーは12月13日、アリアナのろう人形の映像をソーシャルメディアで公開した。しかし、これがネットユーザーの不評を買ってしまったのだ。

■【動画】「誰だこれ!?」アリアナ・グランデの蠟人形、「ぜんぜん似てない」とファンたちが大クレーム

X(旧Twitter)のユーザーは、「いった誰だこれは?」「誰かマダム・タッソーに(ろう人形ではない)別の趣味を見つけるべきだと言って」などとコメント。「キャンドルにしてしまえ」という投稿もある。

別のユーザーは、9月にアリアナの未発表曲を流出させた人物名を出し、「アドリアナ・ベンティ、あなたなの?」と冗談を飛ばした。また、アリアナが俳優イーサン・スレーターとの交際が噂されていることから、「子持ちの男性を盗まない人形も作るべき」というコメントもある。他にも、「アリアナは訴えるべき」「もうやめて」などの声が上がった。

一方で、人形の出来を賞賛する人もいた。「美しい」「素晴らしい」「マダム・タッソーの作品はどれも見事だ」という投稿も寄せられている。

マダム・タッソーは過去にもアリアナのろう人形を制作しているが、どうやら彼女の顔はろう人形にしにくいようだ。2019年にロンドンの美術館で夏の臨時展示として公開したが、その時も「彼女とは似ても似つかない」とファンから酷評されていた。

ろう人形の「似ていない」騒動はほかにも

ろう人形をめぐって話題となったのは、アリアナ・グランデだけではない。10月には、パリのグレバン美術館が俳優のドウェイン・ジョンソンのろう人形を公開したのだが、本人に比べて「肌が白すぎる」としてネット上でジョークやミームが飛び交った。

プロレスラーから映画スターに転身し、「ザ・ロック」のニックネームで知られるジョンソンは、カナダ・ノバスコシアとサモアの黒人の血を引いている。本人もこの人形の肌の色を滑稽に思ったようで、コメディアンのジェームズ・ジェファーソンが投稿した動画をインスタグラムにシェアした。

その投稿でジェファーソンは、「彼らはザ・ロックを小石にしてしまった」と指摘。「ザ・ロックをビニールの石か何かに変えた。ザ・ロックが太陽を見たことがないかのようだ」

美術館はジョンソンの「肌の色」を修正

さらに、グレバン美術館のアーティストに対し「どんなアートもするな」と非難した。「(ライフシミュレーションゲームの)『ザ・シムズ』でキャラクターを作ることすらやってほしくない。美術も工芸もダメだ。2歳児がプロジェクトをやりたいなら、勝手にやらせておくべきだ」

ジョンソンはグレバン美術館に連絡を取り、同美術館はろう人形の肌の色を本人に合わせるよう修正した。グレバン美術館の広報担当者は当時、本誌に対し「ドウェイン・ジョンソン氏の言う通りで、私たちはそれを認めており、できるだけ早く修正し、完成したら新しい写真を彼に送る」と説明していた。



フロラリン・テオドロ

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