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まるでサッカーボール! 室内で巨大な毒グモを発見...衝撃の写真に「家ごと燃やしてしまえ」の声も(豪)

ニューズウィーク日本版 / 2023年12月24日 13時0分

写真はイメージです Artush/Shutterstock

<オーストラリアに住む人物が、自宅内で巨大なバッジハンツマンスパイダーを発見。毒はさほど強くなく、益虫と見なされているという>

体内に卵を抱えた巨大な毒グモが、玄関の横にある小さな窓の近くに潜んでいるところを発見された。発見者であるこの家の家主は「子供用のサッカーボールくらい」の大きさだと語り、その姿を撮影してSNSに投稿。ネットでは恐怖の声が上がったものの、発見者は自分の家にとどまるのを許すことにしたという。

■【写真】「子供用サッカーボールくらい」 室内で発見された巨大な毒グモの衝撃的な姿

「レディット」ユーザーの「Bakers_eggs」は、オーストラリア南東部、メルボルンのすぐ北にある町ワランの自宅で巨大なクモを発見し、その種類を知りたくて写真をアップロードした。

このクモは後に、オーストラリア全土に生息するアシダカグモ科の毒グモ「バッジハンツマンスパイダー」であることが判明した。毒を持ってはいるものの、人体への危険性はあまり大きくないとされる。ただし、激しい痛み、腫れ、発汗、吐き気、嘔吐が続く場合は医療機関に行くことが推奨される。

バッジハンツマンスパイダーの毒は弱く害虫駆除に役立つ

オーストラリア以外に暮らす人にとっては衝撃的かもしれないが、Bakers_eggsは12月19日の投稿で、このクモは害虫駆除に役立つため、家にいてもらうことにしたと報告している。本誌の取材に対し、「バッジハンツマンスパイダーは臆病だし、ゴキブリなどを食べてくれるため、家で飼うのに適している」と話している。「好きな場所にいてもらうつもりだが、今朝は見当たらなかった」

Bakers_eggsはレディットで、このクモは体内に卵を抱えており、「子ども用サッカーボールほどの大きさ」で、重さは340~400グラムくらいありそうだと説明している。

オーストラリア害虫管理者協会(AEPMA)によれば、バッジハンツマンスパイダーは、ゴキブリのような大型の昆虫を捕食するため、有益な虫と見なされている。

バッジハンツマンスパイダーになじみがない人は、タランチュラと混同するかもしれないが、脚で見分けることができる。バッジハンツマンスパイダーの脚は、カニの脚のようにねじれて前を向いている。体長15センチくらいまで成長することがあり、脚には目立つトゲがあるが、ほかの部分は滑らかな毛に覆われている。

オーストラリア害虫管理者協会はこのクモについて、「彼らは通常、岩や樹皮の下などに隠れて暮らしている。人が出くわすのは、納屋やガレージなど、邪魔されにくい場所が多い」と述べている。「防御のために噛むことで知られているが、健康な人にとって危険なクモだとはあまり見なされていない」

今回の投稿には衝撃を受けたというコメントが数多く寄せられているが、面白さを見いだした人も多い。クモが大嫌いなレディットユーザーの「Some_Sundaedude」は、「家ごと燃やし、さらに、空爆を頼むべきだ」とアドバイスしている。

一方、「fatalcharm」は、「おめでとう。もうすぐ孫の顔が見られるね」と祝福している。「Silly_Space_1272」は、「彼女は新しい大家だよ。君のほうが、その場所を借りてるんだ」とコメントした。
(翻訳:ガリレオ)



アンダース・アングルシー

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