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世界ツアーで「マドンナ」が披露したダンスに、「手すりをつかむ老人のよう」と辛辣な声が集まる

ニューズウィーク日本版 / 2024年1月6日 19時3分

マドンナ(2015年11月、プラハ) yakub88/Shutterstock

<「セレブレーション・ツアー」で激しいダンスを披露したマドンナだが、「手すりをつかむ老人のよう」と揶揄する声が上がった>

デビュー40周年を記念したワールドツアー「セレブレーション・ツアー」の北米公演を開催中のマドンナ(65)。批評家やファンからは絶賛されているのだが、ステージで見せたパフォーマンスの一部の動画がネットで拡散され、注目を集めている。激しいダンスを披露する姿が、まるで足腰の弱った老人のように見えるというのだ。

■【動画】「もう引退しては」「恥ずかしい」の声も...マドンナ、ツアーで見せたダンスに「まるで老人」

1998年のヒット曲「レイ・オブ・ライト」のパフォーマンスで、光を反射するタイトなボディスーツに未来的なサングラスを身につけたマドンナは、可動式のガラスのボックスの中でダンスを披露しながら、会場を一周した。

しかし、マドンナが背後のポールをつかみながら踊る場面を切り抜いた動画がX(旧Twitter)に投稿されると、拡散され、彼女を揶揄するコメントが飛び交った。

「転ばないように手すりを使うマドンナ、いいね」「そろそろ潮時かも。とにかく恥ずかしい」という意見や、「彼女がMTVで『ライク・ア・ヴァージン』を歌っているのを見たのは、もう172年前になるかな。彼女は何をしてるの? 年寄りはもう引退したほうがいい」という辛辣なコメントもある。

別のユーザーは「これはかつてマドンナとして知られていたものだ。悪魔憑きと老人用の手すりの組み合わせを見るのは初めてだ」と投稿した。

ポップの女王は整形批判にも反撃

その一方で、音楽界のレジェンドを擁護するファンも多い。「マドンナは65歳で世界の人口の大多数よりも健康だ」「マドンナは紛れもないポップの女王だ。40年経ってもそれがわからないなら、もう何も言うことはない」といった声もある。

「アイコンであり、サバイバーだ。希望を必要としている私たちは、マドンナを愛している。困難のたびに強くなり、決して諦めず、自分が誰かを忘れないマドンナの能力は賞賛すべきで、勇敢だからだ」とあるユーザーは褒めたたえた。

マドンナが年齢について批判されたのは初めてのことではない。2023年2月にグラミー賞授賞式に登場すると、美容整形手術を受けたとネットユーザーに叩かれ、衣装も揶揄された。

それに対してマドンナは、「年齢差別と女性蔑視」だと反撃。インスタグラムでこう主張した。「またしても私は、この世界に蔓延している年齢差別と女性蔑視の目に晒された。45歳を過ぎた女性を祝福せず、意志が強くて勤勉で冒険的な女性は罰する必要があると考えている世界だ」



ソフィー・ロイド

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