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富士通開発ソフト「ホライズン」巡る冤罪事件で、英郵便局元トップが勲章返上

ニューズウィーク日本版 / 2024年1月11日 9時55分

英ポストオフィスから郵便局の運営を委託された数百人の郵便局長が不正経理や横領、詐欺の罪を誤って着せられた冤罪(えんざい)事件に世論の怒りが高まる中、ポーラ・ベネルズ元最高経営責任者(CEO)は9日、大英帝国勲章(CBE)を返上すると表明した。写真はロンドンにある郵便局の看板。7日撮影。(2024年 ロイター/Hollie Adams)

英ポストオフィスから郵便局の運営を委託された数百人の郵便局長が不正経理や横領、詐欺の罪を誤って着せられた冤罪(えんざい)事件に世論の怒りが高まる中、ポーラ・ベネルズ元最高経営責任者(CEO)は9日、大英帝国勲章(CBE)を返上すると表明した。

英国では先週、同事件でいかに多くの郵便局長の人生が狂ったかを描いたドラマが放映され、再び関心を集めている。

郵便局長らは1999─2015年の期間に、富士通が開発した勘定系システム「ホライズン」のバグでデータと現金残高の不一致が生じ、不当に罪を着せられていた。

ポストオフィスは長年、ホライズンのデータは正確だと主張していた。

ベネルズ氏はポストオフィスへの貢献などが評価されて19年にCBEを授与。今回、120万以上の人が取り消しを求める請願書に署名していた。

英政府には、冤罪事件の被害者全員に適切な賠償を行い、有罪を撤回するよう圧力が強まっている。

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