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米女優ジリアン・アンダーソン、「女性の陰部」を刺繍したドレスでゴールデン・グローブ賞に登場して物議

ニューズウィーク日本版 / 2024年1月12日 18時43分

Denis Makarenko/Shutterstock

<ゴールデン・グローブ賞授賞式で、女優ジリアン・アンダーソンが着用していたドレスの刺繍をめぐって議論が交わされている>

1月7日のゴールデン・グローブ賞授賞式で、米女優のジリアン・アンダーソンが着用していたドレスが議論の的となっている。一見するとシンプルでエレガントなデザインのロングドレスなのだが、その生地に目を凝らすと「度肝を抜かれる」ような刺繍が施されていることが分かる。

■【動画】ジリアン・アンダーソンが「陰部」をデザインしたドレスで登場...「品がない」「悪趣味」の声も

テレビドラマ『X-ファイル』や『ザ・クラウン』『セックス・エデュケーション』などへの出演で知られる55歳のアンダーソンは、特注のアイボリー色のストラップレスドレスでレッドカーペットに登場。カメラに向かって、このドレスには女性器の刺しゅうが施されていることを明らかにした。

アンダーソンによれば、モチーフの刺しゅう1つに3時間半かかっているという。ドレスを彩っていたのは、アクアズーラによるクロム(銀白)色のハンドバッグと、ショパールのジュエリーだ。

アンダーソンは授賞式の夜、取材カメラに対して「このドレスをデザインしたのはガブリエラ・ハーストで、女性器が描かれている」と説明した。このドレスを選んだ「理由はいくつもある」とアンダーソンは語り、「まず、ブランドにふさわしい」と続けた。

「快楽を優先する」というブランドのメッセージ

アンダーソンはエクストラTVのインタビューで、このドレスは、自らのオルタナティブウェルネスブランド「Gスポット」とハーストのコラボレーションだと述べた。「このドレスにはヨニ(yoni:サンスクリット語で女性器・聖なる場所のこと)が描かれている。足元まで撮影すれば、たくさんあることがわかる...約150時間かけて刺しゅうされたものだ」

アンダーソンは本誌宛ての声明で、ドレスの選択についてさらに詳しく語っている。

「ネットフリックスでセックス・エデュケーションが始まってから、私はインスタグラムでヨニについて取り上げてきた。また、Gスポットのブランドメッセージは『快楽を優先する』なので、この要素をデザインに取り入れたかった。長年の友人であるガブリエラとは、過去にガブリエラ・ハースト(GH)とクロエの両方でコラボレーションしてきたが、彼女は今、投資家兼アドバイザーとしてGスポットに参加している。快楽と個人の力を探求するための完璧なコラボレーションであり、完璧な表現だと感じている」

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