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松本人志を自分の「家族」と見なす人々への違和感

ニューズウィーク日本版 / 2024年1月13日 15時11分

「松ちゃんを信じる」という残酷さ

「本人がやったと言うまで、信じます」というのは、犯罪加害者の家族がしばしば言うセリフである。私も、もしも自分の家族が加害者として容疑をかけられた場合は可能な限り信じたいと思っている。

と考えていくと、松本人志をやたらに擁護している人々は、「迫害と結束のストーリー」に囚われているのかもしれない。ファンというのは、スターがピンチの時ほど結束する。つい最近、ジャニーズ問題でさんざん見せつけられた光景だ。善悪の判断や合理性は二の次で、「大好きなスターがピンチだから、ファンとして助ける」という思考回路をたどるのだろう。

それは本当の家族や友人であれば美しく見えるかもしれないが、大量のファンが一人の芸能人に対して発動すると暴力的ですらあるし、新興宗教のようでもある。「松本人志を信じます」という声は、「被害者の話は信じません」と言っているに等しい。

加害者が「松本人志」や「小沢一敬」だと思うから、思考が歪むのである。「港区在住のIT社長ヤマモトさん」あたりに置き換えて記事を読み直せば、もう少し公平に物事を見ることができるのではなかろうか。つまり、松本人志は現状「かなり疑わしい」のである。

是非、試して頂きたい。

松本人志のXの最後の投稿

松本人志のXの最後の投稿




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