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今の裁判は「証拠隠し」のゲームに...年収25万ドルの米弁護士が、衣料品店オーナーに転身した理由

ニューズウィーク日本版 / 2024年1月24日 16時36分

よそでは買えない「ユニーク」な品を売る

そして私たちは実店舗の世界に踏み出した。1号店のオープンは20年9月。最初の冬のシーズンはロックダウンで客がゼロの日もあったが、とにかく耐えた。今では顧客とリアルに接する機会も増え、出会いを楽しんでいる。顧客にお気に入りの一着を提供する。それが私たちの願いだ。

まだ弁護士時代並みの収入はないが、立派な価値のあるビジネスを構築できていると思う。目標は年商150万ドルくらいの水準だ。

コロナ禍以降、ネット通販の世界は変わった。大企業がデジタル市場に力を入れ始めたので、うちのような小規模業者には厳しい競争になっている。だが実店舗では少し事情が違う。よそでは買えないユニークな製品をそろえているのが私たちの強みだ。

今後はオンラインショップで会社を成長させながら、2軒目の実店舗を出して事業を拡大したい。進化する小売業界への挑戦は困難だが、やりがいを感じている。

ネイト・アクスビグ(北欧衣料販売アクティーフ創業者)


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