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デンマーク前女王・マルグレーテ2世と「馬蹄のブローチ」...感動的な「父娘の物語」とは?

ニューズウィーク日本版 / 2024年1月27日 9時5分

ちなみにフレデリック10世国王と孫のクリスチャン王太子(18歳)が海外に出るなど国事に関わる公務に就けない時は、マルグレーテ2世は国王代理を務めることが法律上は可能だという。その時にまた、馬蹄型のブローチを着用する姿を見られるかもしれない。

馬蹄型のブローチを喪服に着用して即位したマルグレーテ2世

Ritzau Scanpix/Aage Soerensen via REUTERS

1972年1月15日、マルグレーテ2世は1953年に父から贈られた馬蹄型のブローチを喪服に着用してクリスチャンボー城で即位した。

【拡大写真】マルグレーテ2世の馬蹄型のブローチ
フレデリック10世が見守る中、襟元に馬蹄型のブローチを着用して退位の署名をしたマルグレーテ2世 Ritzau Scanpix/Mads Claus Rasmussen via REUTERS

フレデリック10世が見守る中、襟元に馬蹄型のブローチを着用して退位の署名をしたマルグレーテ2世 Ritzau Scanpix/Mads Claus Rasmussen via REUTERS

退位の署名後に部屋を去ったマルグレーテ2世

王位を息子に譲り、大きな責任から解放された女王の後ろ姿は凛々しくも寂し気で涙を誘った。

退位の署名を行うマルグレーテ2世

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