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ルーマニアを飛び立ったF-16戦闘機がロシア軍を空爆?

ニューズウィーク日本版 / 2024年1月31日 18時25分

ウクライナ政府と支援国はF-16について、欧米が供与した他の兵器システムと同様に、ウクライナへの到着を隠しておきたいと考えている可能性がある。ロシア軍に対して最初に使用する際に、不意打ちの要素を確保するためにだ。ウクライナ軍のワレリー・ザルジニー総司令官の特別顧問を務めていたダニエル・ライスは12月にニューズウィークに、「ウクライナが新兵器を使ったときに初めて、ロシア軍はその威力を『痛感』することになる」と語っている。

ウクライナの操縦士と地上要員は現在、NATO加盟国からなる多国籍の支援連合の指導のもと、国外でF-16に関する訓練を受けている最中だ。最初のF-16戦闘機は、今後数週間もしくは数か月のうちに、ウクライナの管理下に引き渡されると見られている。

ウクライナ空軍のイフナトが1月に述べたところによれば、現在、ウクライナの操縦士6名がデンマークで訓練を受けており、春には戦闘に加わる予定だという。また、米国で訓練を受けているグループは、春以降には飛行任務の準備を終えると見込まれている。ただし、英国で訓練を受けている最も経験の浅いグループの準備が整うのは、2025年までかかる可能性がある。

(翻訳:ガリレオ)



デービッド・ブレナン


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