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6機の無人艇が黒海艦隊の軍艦を沈めた連携プレーの詳細映像をウクライナが公開

ニューズウィーク日本版 / 2024年2月5日 16時22分

ウクライナのニュースメディアcensor.Netの編集長ユーリ・ブトゥソフは、地元のニュースメディアNV.uaのオピニオン記事で、イワノベツを破壊したウクライナ軍の戦略を概説。ロシアの諜報機関はドローンを探知できず、少なくとも5機が船舶を攻撃するために使用された、と述べた。

「映像から判断すると、少なくとも5機の水上ドローンが、探知されることなくロシア黒海艦隊のドヌズラフ湾基地に侵入している。ドローンは哨戒と基地の防衛を行っていたミサイル艇を次々に攻撃した」とブトゥソフは書いている。

さらに、船の乗組員はドローンの接近に気づき、回避行動を試みたようだと付け加えた。しかし、彼らには退避のための時間がなかった。ドローンは小さく、速度も速かったため、至近距離で破壊することはできなかった。

 

「13グループの司令官の巧妙な攻撃戦術は称賛に値する。最初のドローンは、プロペラを無力化するために右舷側から船尾を攻撃した。2機目のドローンは左側からプロペラに命中した。この2つの打撃で、船は確実に動けなくなり、操舵もきかなくなった」。

この攻撃によって、イワノベツは「首尾よく破壊された」と彼は書いている。

ドローンの見事な攻撃

「3機目のドローンは艦対艦ミサイル・モスキート発射装置の下の船体中央部を直撃し、左側に大きな穴を開けた。このドローンの映像は公開されていないが、4機目のドローンからの映像を見れば、命中した結果は明らかだ。オペレーターは4機目のドローンを3機目のドローンが開けた穴に突撃させたのだ」

4機目のドローンの爆発は船に「致命的」な損傷を与えた、とブトゥソフは述べた。「文字通り粉々になり、乗組員が助かる見込みはほとんどなかった」

「ウクライナ国防省情報総局第13グループの兵士、指揮官とオペレーターの見事な成功は、この作戦が偵察、計画、準備、管理においてきわめてレベルの高いものであったことを示している」と彼は書いている。

ロシアの独立系ニュースメディア「インサイダー」は2月2日、プーチンが2022年2月24日にウクライナへの全面侵攻を開始して以来、少なくとも26隻のロシア艦船がウクライナ軍に攻撃されたと報じた。



イザベル・ファン・ブリューゲン


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