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大坂なおみは「率直で誠実ゆえに傷ついた」...社会活動、メディア対応、そして重圧をめぐる「真実」

ニューズウィーク日本版 / 2024年2月9日 17時7分

大坂を10代の頃から取材してきたローゼンバーグ C. ROBERT PRANGE

──なおみは今年からコートに復帰し、もっと4大大会で勝つという野心的な目標を掲げている。どんな活躍を見せてくれるだろう。

なおみのチームは自信に満ちあふれている。彼女はコーチのウィム・フィセッテと再契約した。なおみがトレーニングで見せるやる気は以前とは段違いで、ウィムは非常に感銘を受けているそうだ。故障さえなければ、今年だってビッグタイトルを狙えないわけがない。

──執筆中に最も驚いたことは?

学びが多かったこと。まだ26歳だが、彼女は何年も前から大変な有名人だ。しかし彼女の人生には、まだ知られていないことがたくさんあって、そこが驚きだった。幼少期に父親の自主映画に出ていた事実や、WTA(女子テニス協会)ツアーにデビューした頃に一家が立ち退きを迫られていたことなど、私の知らないパズルのピースがたくさんあった。

全てをまとめることで、私は彼女がこれまで歩んできた道だけでなく、これからどこへ向かおうとしているかも理解できた。それが読者に伝わればと思う。

21年の全仏オープンで開幕前の練習から思うようなプレーができずコーチに慰められる JIMMIE48

Adapted from naomi osaka. Copyright© 2024 by Benjamin Rothenberg. To be published on January 9, 2024, by Dutton, an imprint of Penguin Publishing Group.

<本誌2024年2月13日号掲載>

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