米メディアのインタビュー中、プーチン大統領の「足」にまたもや表れた異変 「何が起きてるんだ?」
ニューズウィーク日本版 / 2024年2月16日 20時23分
<米FOX元看板記者のインタビューに応じたロシアのウラジーミル・プーチン大統領だが、健康に関する懸念が再浮上することに>
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が2月6日、モスクワで米FOXニュースの看板アンカーだったタッカー・カールソンのインタビューを受けたことが話題になっている。だがこのとき、カメラに捉えられていたプーチンの「不自然」な動きにも注目が集まっている。インタビュー映像には、プーチンの足が意思に反して動いてしまい、それを手で押さえつけているように見えるシーンがあった。
■【動画】インタビュー中に表れたプーチン「体の異変」...いうことを聞かない足の動きに「何が起きてる?」
ある人物はX(旧ツイッター)に、「変な感じ。彼は自分を意識しすぎているように見える」と投稿。ほかにも、「プーチンの片方の足が制御不能になっている。何が起きているんだ」「プーチンは足の動きを止めるために足に手を添えなければならなかった」といったコメントが次々と寄せられた。
さらに別の人物は「誰かプーチンの足に気づいた? 手で抑えつけないと足が上がってきてしまうの? 私は医療の専門家じゃなくて知識が少ないから、これが何を意味しているのかは分からないけど」と書き込んだ。
プーチン大統領には癌やパーキンソン病の疑いが
プーチンは2023年2月にベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領と会談した際も、絶えず足を動かしている様子が目撃されるなど、過去にも何度か同じような動画が彼の健康不安説を引き起こしてきた。プーチンががんを患っているという報道やパーキンソン病を患っているという報道、あるいはその両方だという報道もあるが、ロシア政府はこれまで繰り返し、プーチンの健康状態は良好だと主張してきた。
今回プーチンが応じたカールソンとのインタビューは、ロシアによるウクライナへの本格侵攻が始まってから2年近くで初めての西側メディアによるインタビューだった。この中でプーチンは、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領には「まだこの紛争解決に向けた交渉を行う余地があるか?」と問われ、「そう思う」と答えた。
ゼレンスキー大統領が対話を拒んでいると主張
その後プーチンは、戦争が始まった当初にロシアの交渉担当者らがウクライナ側との和平協定を結ぼうと試みた後、西側諸国がゼレンスキーに「戦い続けろ」と説得したと主張。その後ゼレンスキーが、ロシア政府との話し合いを拒んできたと述べた。
「彼自身も交渉を拒み、ほかの者が交渉するのも禁じたら、どうやって交渉を行うのか」とプーチンは述べ、さらにこう続けた。「彼がこの紛争の解決に関する幾つかの考えを掲げているのは知っているが、何かに合意するためには対話が必要だ」
2024年の米大統領選については、プーチンは特定の候補を支持することは控えたものの、ジョー・バイデン米大統領と最後に話をしたのがいつだったかは覚えていないと発言。ドナルド・トランプ前大統領とは彼の任期中、良好な関係にあったと語った。
カレダ・ラーマン
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