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欧米はなぜもてはやすのか? 「ロシア反体制派のヒーロー」ナワリヌイの正体

ニューズウィーク日本版 / 2024年2月28日 16時24分

先日、ロシア大統領選に出馬表明したリベラル系政治家のボリス・ナジェージュジンが立候補登録を拒否された。ナジェージュジンはウクライナ戦争を「致命的誤り」と批判しており、無数のロシア人が極寒をものともせず街頭に出て支持を表明した。

ロシアの小説家ブルガーコフの『巨匠とマルガリータ』をアメリカ人監督がリメークした映画がロシアで劇場公開され、1カ月間で400万人が見た。観客は映画が終わると、大きな拍手を送っている。

国営メディアの人気司会者は、この映画を米情報機関の「特別作戦」と呼んだ。この人物の怒りは、間違いなく観客の熱狂的な反応に対する不安の表れだ。

ある識者はこう指摘した。「国家が全ての『独立した声』を本気で押しつぶそうとしている状況で、人々は明確な反全体主義、反抑圧的国家のメッセージを持つこの映画を体験し、見られたことを喜んでいる」

確かにロシア国内では、ナワリヌイの影響力はほとんどない。だがロシアにおける権力者の人気と力は、常に得体の知れないもろさと同居していることを忘れてはならない。




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