金正恩独裁体制の崩壊「5つのシナリオ」を検証する
ニューズウィーク日本版 / 2024年3月1日 11時9分
そして今後もそうであり続ける可能性は高い。
10年後には、今より軍事的に強い国になっているかもしれないが、国民は貧困にあえぐ「無法者国家」のままだろうと、ヨは言う。
北朝鮮の経済がある程度開放される可能性はある。
ただ、アメリカは北朝鮮の経済改革を支持しても、核の放棄を求める姿勢は変わらないだろう。
一方、中国とロシアは「11年に金正日が死去したときのような不安定と混乱を懸念している」と、アムは語る。
「中国とロシアは北朝鮮が自分たちにとって好ましい同盟国あるいはパートナーである限り、経済改革を支持するだろう」
とはいえ、世界は変化しており、人々の認識も変化している。
北朝鮮自身にとって、どのような未来が待っているかは分からない。
だが、欧米諸国にとって、北朝鮮は限定的な脅威から、より大きな問題の危険な一部へと急速に変わっていくだろうと、スミスは警告する。
<本誌2024年3月5日号掲載>
エリー・クック(本誌安全保障・防衛担当)
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1中国経済にトランプショック再び!? 「中国車の輸入阻止」綱領採択、バンス氏との強硬シナリオ 「60%の関税、本気で仕掛ける可能性」
zakzak by夕刊フジ / 2024年7月19日 6時30分
-
2バイデン氏、大統領選撤退「真剣に検討」 時間の問題か=関係筋
ロイター / 2024年7月19日 8時28分
-
3女児がオオカミにかまれる、自然公園の一部閉鎖 オランダ
AFPBB News / 2024年7月19日 11時35分
-
4韓国軍、再び拡声器放送=北朝鮮の汚物風船に対抗
時事通信 / 2024年7月19日 18時47分
-
5トランプ氏「強い米国取り戻す」 共和党大会演説 アフガン撤収は「最も恥ずべき出来事」
産経ニュース / 2024年7月19日 13時55分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください