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ドローン撃墜はおまかせ...インド軍が「対ドローン兵器」として調教した「タカ」の凄技を披露

ニューズウィーク日本版 / 2024年3月9日 14時2分

インド軍は2022年11月にウッタラカンド州アウリで行ったアメリカとの合同演習「ユド・アビヤス」で、「アルジュン」と名付け訓練したタカを使用している。演習の際に撮影された映像には、アルジュンが4つの回転翼を持つドローンを巧みに妨害・捕捉する様子が映っており、その技術の精度と効果を見せつけている。

インド軍は訓練した犬やタカを軍事作戦に活用

インド陸軍の関係者は2022年11月にインドのニュースメディア「ANI」に対して、「インド軍は敵のドローンを捕捉するために、初の試みとしてタカを使用している。インド軍では訓練を施した犬やタカを軍事作戦に活用している」と述べていた。

また2020年11月30日にはインドのメディア「ザ・プリント」が軍関係者の発言を引用し、次のように伝えた。「これらのタカは訓練の中で数百のクワッドコプターを妨害・捕捉し、時には完全に破壊した。相手がクワッドコプターだから、これまでのところどのタカも怪我をしていない」

一方で中国は、鳥にヒントを得た新たな軍事技術の開発を進めている。

中国・西北工業大学の研究者たちは、「リトル・ファルコン」という名前の羽ばたき型ドローンの開発に取り組んでいる。西安省で飛行実験が行われたこの鳥のようなドローンは、軍事偵察などさまざまな用途に使える最先端の設計だという。

また中国の国営放送局CCTVは最近、鳥に似た新しいドローンを紹介した。CCTVの報道によれば、新たなクランク機構を発明したことで機敏な飛行制御が可能になり、翼を羽ばたかせながら折りたたむことが可能になったということだ。


アーディル・ブラール


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