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「障害者福祉で儲けるなんて...」そんな社会通念を吹き飛ばせ! 芸術×ビジネスの福祉実験カンパニー

ニューズウィーク日本版 / 2024年4月4日 16時17分

障害のある人に対する偏見をなくす挑戦は、あらゆるマイノリティーの「異彩」を放ち、世界に響くメッセージとなる。忍岡はそう感じている。

企業にとってダイバーシティ(多様性)はもちろん、エクイティ(公平性、公正性)も担保することの重要性が増している。単なる平等を目指すのではなく、多様な人々の特性や状況に合わせたサポートが必要ということだが、それは個の能力を最大限発揮できる組織にもつながる。ヘラルボニーが特殊な分野で能力を発揮する人々の力を解き放ち、その対価を得ているのはビジネスとエクイティの両立といえる。

また、アートについては以前から作品の売買が繰り返されても作家に正当な対価が払われず搾取が横行している問題があり、デジタル分野では作品の唯一性が保持できるNFT(非代替性トークン)を利用する動きがある。ヘラルボニーのライセンスビジネスもこの問題の解消を目指す流れに位置付けられる。

――解説:入山章栄(早稲田大学大学院経営管理研究科、早稲田大学ビジネススクール教授)



岩井光子(ライター)


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