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韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

ニューズウィーク日本版 / 2024年4月11日 18時31分

文化面でも2018年の北京五輪で朝鮮系少数民族の朝鮮族が韓国の伝統衣装を着用、20年に中国がキムチの起源を主張するなど対中感情が悪化している。

日本語話者は安定した就業需要があり、知的好奇心も満たすが、就業に限られる中国語を大学や大学院で学んでも良い職を得られない。昨年、中国政府が訪韓団体旅行を解禁したが、韓国に居住する80万人の朝鮮系中国人が観光通訳を独占しており、中国語を専攻しても就職には繋がらない。企業や政府機関の駐在員が子女の中国語学習を敬遠して、単身赴任するケースも増えているという。

「ノージャパン」から「イエス・ジャパン」ブームへ

「イエス・ジャパン」ブームは日本語だけではない。米メジャーリーグ(MLB)のワールドツアー・ソウル・シリーズが開幕した3月20日、大谷翔平選手のグッズがいち早く売り切れた。韓国ユニクロも好調で、5年ぶりに大企業の指標とされる年間売上1兆ウォンを突破するとみられている。日本ビールが輸入国別1位に返り咲き、デパートやスーパー、コンビニ各社は日本食品の充実をはかっている。

  

日本車も好調だ。輸入車の販売が前年と比べて4.4%減少した昨年、トヨタ車は38.7%増、レクサスも78.6%増となり、なかでもレクサスは販売数が4年ぶりに1万台を突破した。中古車市場でもレクサスES300hが44.9%、カムリは28.2%増え、ノージャパン直前の97.4%まで回復している。ホンダは全体では横ばいだが、アコードハイブリッドが前年比29.1%増加した。

いま韓国の通販サイトは日本からの個人輸入代行が溢れ返る。「ノージャパン」の反動に中国から日本への宗旨替えも加わっている可能性が否定できない。

4月10日の国会議員選挙で尹錫悦大統領の親日政策を批判した共に民主党が単独過半数を獲得したが、「イエス・ジャパン」の流れが当面、変わることはないだろう。


佐々木和義


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