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NewJeansはどうなる? 所属事務所代表を親会社が告発へ、今後の予想シナリオ ベストvsワースト

ニューズウィーク日本版 / 2024年4月25日 22時12分

その理由として同研究員は、ハイブ傘下の他のレーベル所属アーティストであるBTS、SEVENTEEN、TOMORROW X TOGETHER、LE SSERAFIM、ILLET、TWSなどに言及し、「(ハイブは)効率的なコンテンツ製作力および新人開発力を備えており、一つのレーベルへの依存度が高くない」と話した。 今回の騒動に対して「早期に円満に解消されるのが一番良いが、もしそうでない状況になってもハイブの中長期成長力への影響は限定的だろう」と見通した。

NewJeansそしてミン・ヒジンを失ったとしてもハイブにとってはさほど大きな痛手にはならず、それよりもコーポレートガバナンスを重要視したということだろうか。

果たして今後の展開はどうなる?

ついに「NewJeansの母」と呼ばれてきたミン・ヒジン代表が告発されるような状況にまでいたった今回の騒動。果たして今後どういう展開になるのだろうか?

一連の問題が発生した22日時点では、ハイブとミン・ヒジン代表の和解を望む声もあったが、ここまで至ってはそれはあり得ない状況だ。

既に決まっていることとして、ハイブはアドアに理事会招集を要求している。理事会は30日に開催予定で、ハイブがオドアの持分を80%を持っているだけにミン·ヒジン代表の解任を要求するものと見られる。ただ、アドア理事陣の大半がミン·ヒジン代表の側近によって占められているだけに、彼らが欠席して理事会自体が成立しない可能性が高い。その場合、ハイブは裁判所に株主総会招集を申請し、裁判所の決定によって臨時株主総会招集が進められる可能性が高い。その場合は2カ月ほどの時間がかかると見られている。

遅かれ早かれ、ミン・ヒジン代表がアドアを退任せざるを得ないのは確実だ。その場合、NewJeansはどうなってしまうのか?

1)望ましい展開:ミン・ヒジンだけが去り、NewJeansはアドアに残留し活動継続
本来のベストな展開であるハイブとミン・ヒジンの和解が望めない現在、もっともいいのはミン・ヒジンが退任して、NewJeansがアドアでそのまま活動を継続するというパターンだ。現状ではこれがもっとも可能性が高い。

NewJeansを大ヒットさせたミン・ヒジンなら、ハイブと袂を分かったとしてもいくらでも新しいレーベルを立ち上げるために投資家が列をなすだろうというのが音楽業界の見方だ。ある業界関係者は「SMエンターテインメントを経てNewJeansという優れた結果を出しただけに、国内はもちろん国外でも投資家が列をなすだろう」と話した。
ミン・ヒジンとともにNewJeansの成功を支えたクリエイティブスタッフが、ごっそりアドアを去ることも考えられ、NewJeansのサウンドなどが変わってしまう可能性も指摘されるが、複数の音楽業界関係者たちは「ミン代表の独断的な経営に嫌気がさしたハイブ経営陣が『ミン·ヒジンのいないNewJeans』を生かすためにより一層力を入れるだろう」とコメントした。

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