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名門コロンビア大学の学生が建物占拠の強硬策、警官隊に排除される

ニューズウィーク日本版 / 2024年5月1日 16時10分

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コロンビア大学は4月18日、キャンパス内の広場に学生たちが設置したテント村を撤去するため警察に通報、100人以上の学生が逮捕された。以来、イスラエルとガザを統治するハマスの戦争に抗議する学生運動は全米の多くの大学に広がった。卒業式が近づいていることもあり、各大学はテントの撤去を求めている。交渉を続けている大学もあれば、学生が警察と衝突した大学もある。全米の逮捕者はすでに1000人近くに達している。

学生たちは大学に対し、イスラエルへの投資など経済的なつながりを断ち、ガザで侵攻を支援している企業と決別するよう要求している。現在の戦争は、ハマスが2023年10月7日、イスラエル南部を攻撃したことをきっかけに始まった。約1200人のイスラエル人が死亡し、約250人が人質として連れ去られた。イスラエル軍は直ちに報復攻撃を開始。AP通信が伝えたガザ保健省の情報では、ガザでは、3万4000人以上のパレスチナ人が殺害されている。

コロンビア大学のミノーシュ・シャフィク学長は4月29日、大学当局とデモ学生との交渉は決裂したと発表した。

シャフィクは声明で、「大学がイスラエルと関係を切ることはないが」と、前置きして述べた。「社会的責任のある投資に関する諮問委員会によって、学生からの新たな提案を迅速に検討する」

大学側は、期限までに退去しなければ停学処分もありうると脅したが、学生たちは4月29日午後2時という退去期限を無視した。大学の要請で、待機していた警官隊がキャンパスに入った。

(翻訳:ガリレオ)

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