少子化が深刻化しているのは、もしかしてこれも理由?
ニューズウィーク日本版 / 2024年5月26日 15時15分
メディアにも責任の一端があるだろうが、私が常々思うのは、子育ての楽しみを想像できていない人が多いのではないかということ。あるいは逆で、子供を持つ側が「伝えていない」ことが原因かもしれない。
子供はかわいいし、成長する姿を見守ることができるのは何よりうれしい。自分も一緒に成長していけるし、たくさんの刺激をもらい、新たな経験を積み重ねることができる。子供がいることで若々しくいられるし、子供から無条件の愛ももらえる(これは幼児期限定だろうけれど)。月並みで平凡かもしれないが、こういった小さな幸せの積み重ねが子育てだと思う。
もちろん、結婚したくてもできない人や、事情があって子供を持てない人もいるだろう。でもそうでなければ、国のためではなく何よりも自分の幸せのために、子供を持つことを考えてみてほしい。
子育ては、苦労も多いけれど楽しいもの。わが家には上は22歳から下は4歳まで4人の男の子がいるが、妻も私も幸せです。
私の国籍は中国だけれど、息子たちはみな日本国籍。日本の少子化対策に貢献した中国人として、いつか日本政府から表彰してもらえないだろうか(笑)。
周 来友
ZHOU LAIYOU
1963年中国浙江省生まれ。87年に来日し、日本で大学院を修了。通訳、翻訳、コーディネーターの派遣会社を経営する傍ら、ジャーナリスト、タレントとしても活動している。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
令和の「子持ち様」vs「子なし貴族」バトルと平成以前の「子アリvs子ナシ」対立の決定的な違い
プレジデントオンライン / 2024年6月18日 9時15分
-
今の日本に必要なのは「子育て支援」でなく「おひとりさま支援」だ…若者が子どもを欲しがらない本当の理由
プレジデントオンライン / 2024年6月14日 8時15分
-
出生率は韓国よりはるかに高いのに…日本の少子化対策に韓国ネット「日本に学べ」
Record China / 2024年6月10日 9時0分
-
「低年収の若者」無視した少子化対策が意味ない訳 高年収帯しか子育て世帯が増えていない現実
東洋経済オンライン / 2024年6月9日 12時10分
-
「結婚で生活の質が下がるのは確実…」合計特殊出生率0.99の東京で非婚しか選べない女性たち
オールアバウト / 2024年6月6日 22時5分
ランキング
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください