米女性の「日焼け」の形に、米ネットユーザーが大騒ぎ 「自分の妻がこんな日焼けをしていたら...」
ニューズウィーク日本版 / 2024年5月31日 20時16分
ライアン・スミス
<トランプに忠誠を誓う人々と、トランプを毛嫌いする人々による「アメリカ社会の分断」を象徴するような反応を引き起こしている>
アメリカの女性が体にテープを貼ったまま日焼けをし、もともとの地肌の色とのコントラストで自らの背中に文字を「焼き付ける」動画がインターネット上で注目を集めている。
■【動画】米女性が披露した「日焼けあと」の形にネット衝撃 「自分の妻だったら...」「奇妙なカルト」
彼女は日焼けした水着姿の背中をカメラに向けるが、そこには黒いビニールテープが貼られており、そのテープを剥がすと日焼けしていない地肌が現れる。すべてのテープをはがすと、そこに現れたのはドナルド・トランプ前米大統領の名前だった。
2016年の米大統領選以降、トランプは「アメリカを再び偉大に(MAGA)」という彼のスローガンを掲げる大勢の支持者を抱え込んできた。2024年の米大統領ではトランプが再び共和党の指名を獲得することが確実視されており、MAGAの信奉者たちはトランプへの支持をますます強めている。
今回の動画はそうした「トランプ熱」の高まりの証拠として、元連邦検察官でトランプを頻繁に批判しているロン・フィリップコウスキーがインスタグラム上で共有したことがきっかけで拡散された。女性が背中に貼った「TRUMP」の形のテープを剥がす様子を撮影した動画に、フィリップコウスキーは「なんという奇妙なカルトだ」というコメントを添えている。
拡散された動画には多くのコメントが寄せられている。あるユーザーは「奇妙という言葉でもかなり控えめな表現だ!」とコメント。別の人物は「誰に投票するのかを自分のアイデンティティーの全てにするのは悲しいし奇妙だし、かなり笑える」と書き込んだ。ほかにも「リベラル派を打ち負かすために皮膚がんになるリスクを取るなんて」「こんなことに執着するような空っぽな人生を想像してみて」といった皮肉も寄せられた。
「お金がなくてタトゥーが入れられない人も安心」
あるユーザーは「これで私たち(リベラル派)を怒らせることができると思っているのが解せない」と述べ、さらにこう続けた。「私たちはむしろ彼らのメンタルヘルスを心配していて、周囲に助けを求めるよう説得する方法を模索しているのに」
これに対して別の人物は次のようにコメントした。「恋人や妻が体にほかの男の名前を入れて帰ってくるのを想像してみて」
また別の人物は「お金がなくてタトゥーを入れられないトランプ支持者の皆さん、心配ご無用。少しのテープと太陽があればいいんです。ついでに皮膚がんにもなれますよ」と皮肉った。
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