「アン王女は働きすぎ」...イギリス王室がデンマーク王室から「公務」を学べることとは?
ニューズウィーク日本版 / 2024年6月9日 9時20分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部 for WOMAN
<病気休養や高齢化だけでなく、ヘンリー王子とメーガン妃の公務引退で「ワーキング・ロイヤル」が減る中、デンマーク王室の決断が話題に>
今年に入り、チャールズ国王とキャサリン妃の相次ぐ公務休養によって、公務が増えたのは「王室一の働き者」で有名な、チャールズ国王の妹アン王女だ。
今年は4月末までに他の王族メンバーの約2倍の数にあたる172件の公務を引き受け、昨年の同時期よりも増加の結果となった。
■【関連写真】母エリザベス女王の棺に「世界で最も美しいカーテシー」を捧げたアン王女 を見る
さらに故エリザベス女王の2人の従兄弟にあたる、グロスター公リチャード王子(1944年生まれ)が52回、ケント公エドワード王子(1935年)が31回とともに高齢にもかかわらず、前年よりも公務を増やし、国王をサポートしていた。
ウィリアム皇太子がキャサリン妃の治療と子育てに専念するために28件と前年同時期の半分以下の公務に減らした中、中心となって公務を支えていたのは、アン王女の他に国王の弟エディンバラ公エドワード王子とソフィー妃夫妻であった。
そんななか、デンマーク王室の「公務削減」が話題となっている。
今年1月に退位したマルグレーテ2世女王時代の公務を国王に即位した息子のフレデリック10世が見直し、118団体を削減して約半分の140を残すことを発表したのだ。
中には前女王マルグレーテ2世が理事を務め、一部施設に女王の名が冠されたコペンハーゲン動物園も後援を解除されている。
今回、約半数の慈善団体の支援を解除したことで、大きな批判を受けている。しかし、後援期間を5年間に限定し、定期的に後援組織を見直すとも発表している。
イギリス王室もチャールズ国王時代になってから、エリザベス女王時代の1000を超えた後援組織を見直し、834に減らしている。
しかし、病気による休養だけでなく高齢化、そして「働き盛り」のヘンリー王子とメーガン妃が公務から引退しているため、「ワーキング・ロイヤル(働く王族)」はそれ以上に限られている。
このような中、今回のデンマーク王室の大きな決定が国内でどのように受け入れられ、さらにその影響について、イギリス王室は注視する必要があるとイギリスメディアは伝えている。
この記事に関連するニュース
-
メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時まさに「対立」が表面化していた
ニューズウィーク日本版 / 2024年11月17日 8時35分
-
英ジョージ王子、王室の重要な公式行事に参加する日も近いと関係者
クランクイン! / 2024年11月12日 17時0分
-
英キャサリン皇太子、王室行事で涙をこらえるような場面も 9月にがん治療終了を報告
日刊スポーツ / 2024年11月11日 11時13分
-
メーガン妃は王室を信頼しなかった【スタッフの証言】
ニューズウィーク日本版 / 2024年11月10日 9時20分
-
【イタすぎるセレブ達】ヘンリー王子夫妻、ポルトガルで別荘を購入した本当の理由は「投資目的」か
TechinsightJapan / 2024年11月4日 10時55分
ランキング
-
1レバノン東部空爆47人死亡 イスラエル、ヒズボラ停戦交渉中
共同通信 / 2024年11月22日 7時13分
-
2イスラエル首相らに逮捕状、ICC ガザで戦争犯罪容疑
ロイター / 2024年11月22日 3時50分
-
3ロシアがわずか1000km先にICBM発射情報、アメリカへ「核攻撃いとわない」警告か
読売新聞 / 2024年11月21日 20時1分
-
4北朝鮮の金総書記、核戦争を警告 米が緊張激化と非難=KCNA
ロイター / 2024年11月22日 8時39分
-
5【トランプ圧勝後の国際情勢を石平氏が分析】アメリカの“中国潰し”で習近平政権が“媚日”を図る可能性 日本に求められるのは“戦略的傍観”
NEWSポストセブン / 2024年11月22日 7時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください