「え?こんな近くに?」クマが隣に引っ越してきた...「アパート高いもんね」とネット同情
ニューズウィーク日本版 / 2024年6月27日 18時31分
マリア・アズーラ・ヴォルペ
<今月20日、米ノースカロライナ州で女性が投稿した動画には、新たに引っ越してきた「まさかの隣人」の姿が。家の裏口のすぐそばに寝床を作り始めたのは──>
自宅からわずか3メートルの場所に落ち着いたのは、思いもよらない住人だった――。ノースカロライナ州の女性が投稿した新しい「お隣さん」の動画がネットを沸かせている。
【動画】「え?こんな近くに?」クマが隣に引っ越してきた...「アパート高いもんね」とネットも同情
動画は6月20日にTikTokに掲載された。投稿者の@lindsay.eagerが「木の下に穴を掘ってるわ!」と紹介した動画に映るのは大きなヒグマ。
クマは木の根元に掘った穴の中でリラックスした様子だったが、安心して見ているにはやや距離が近すぎた。
「オーマイガー、彼ベッドメイキングしてる! うちの木の下にベッドを作るなんて。しかもうちの裏口のすぐそば、あんな所に」と穴の居心地を良くしようとするクマを見て、女性は語る。
動画には「自分が家に入るために使うドアから3メートルの場所で、彼らが新しい『おうち』に落ち着いたと知った瞬間」という説明が添えられている。
クマが人を襲うことは稀だが、全くないわけではないので注意が必要だ。医療情報サイトWebMDに掲載された論文によると、クマが自分に気付いて興味を持ったように見えた場合でも、状況を落ち着かせるためにできることはある。
まずは冷静さを保つこと。走って逃げてはいけない。そうすればクマに獲物だと思われる。グループの場合は全員で1ヵ所に集まり、小さな子供は抱き上げること。
あなたは人間なのだと分からせるため、クマに穏やかに話しかけてみてもいい。ゆっくりと後ずさりして、不要な刺激を与えないよう努める。
「もしもクマが近づいてきたら、両腕を頭上で広げて自分をできる限り大きく見せ、大きな物音を立てるように」と、WebMDでは説明されている。
クマが襲いかかってきた場合、クマ撃退スプレーを持っていれば(そして使い方を知っていれば)使用して撃退する。
@lindsay.eagerの動画はたちまちTikTokで話題になり、これまでに100万回再生されて、8万7100件の「いいね」が付いた。
ユーザーからは「全員がクマの味方!!!! 引っ越してくるのにちょうど良さそうだもの」(Tracy Rabbit)、「最近はアパートの値段が高いからね」(Sofragile7)、「悪いけど『私たちは共存できる』って言うかな。自分だったら別のドアを使う」(DragonflysMoon)などのコメントが寄せられている。
本誌は@lindsay.eagerにTikTok経由でコメントを求めているが、この「事件」の詳細は確認できなかった。
(翻訳:鈴木聖子)
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