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ジュリアン・アサンジとウィキリークス...機密情報漏洩から自由への道程

ニューズウィーク日本版 / 2024年7月2日 15時40分

さて、この先はどうなるのか。アサンジの弁護団によれば、彼は今後も「言論の自由と政府の透明性確保のため」に戦い続けるつもりだ。しかし自由と引き換えに有罪を認めたことの代償は大きい。一部の国は重罪犯である彼にビザを発給しないだろう。

イギリスでも、彼は過去に保釈条件違反で禁錮1年の実刑判決を受けているから、再入国は容易でないと思われる。ただしアメリカでは、11月の大統領選の結果次第でアサンジに恩赦が与えられる可能性もある。アメリカでは恩赦に関して大統領の裁量権が他国に比べて大きいからだ。

ともあれ、今のアサンジはハッピーだ。祖国に戻って家族と再会を果たし、7月3日には53歳の誕生日を迎えることができた。サイパンの法廷で彼に即時釈放を告げた判事は言ったものだ。「これは少し早めの誕生日祝いです」と。

Holly Cullen, Adjunct Professor in Law, The University of Western Australia

This article is republished from The Conversation under a Creative Commons license. Read the original article.




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