子どもを自殺に追い込む「本当の」動機は何か?
ニューズウィーク日本版 / 2024年7月3日 10時30分
主な生活の場である家庭において、子どもの生活態度が不安定になりやすくなっている。現在では、自殺勧誘サイトといった有害情報もはびこっている。行為へと押しやる要因(プッシュ)と、それへと引き込む要因(プル)の重なりにより、子どもが自殺へと傾きやすくなっているとみられる。
対策の基本は、これら2つの要因を除去することだ。インターネット環境の浄化やネットパトロールの強化については、当局の通知でも触れられている(文部科学省「児童生徒の自殺予防に係る取組について」2023年7月)。もうすぐ夏休みだが、受験期の子がいる家庭では、親子間の葛藤が起きやすいことに注意しないといけない。
子どものSOSを受け止める環境の整備も求められる。とくに長期休暇中は、相談窓口を周知徹底する必要がある。
*こどものSOSの相談窓口(文部科学省)
<資料:警察庁『自殺の状況』>
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