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車体から「ニャー」⁉ 声の主を探し出す「救出劇」の一部始終...「猫の流通システムはクレイジー」

ニューズウィーク日本版 / 2024年7月11日 11時51分

(画像はイメージです)Kritchai7752-shutterstock

マリア・アズーラ・ヴォルペ
<車体から聞こえる音は...ネコの鳴き声⁈ 急いで声の出どころを探してみると──>

愛車のボンネットから聞こえる物音に気付いた女性。中をのぞいてみると信じられないものが見つかった。

【動画】車体から「ニャー」⁉ 声の主を探し出す「救出劇」の一部始終

7月4日、ティックトックユーザー@little.miss.emotionalが投稿した動画には、ボンネットの中から聞こえた子猫の鳴き声に気づき、車から降りて、子猫を取り出すための助けを求める投稿者が映っている。

投稿者は、誰かに電話をかけた後、「すぐに出してあげるからね。ボンネットの開け方がわからないけど、助けが来るから大丈夫」と声をかけている。

しばらくすると、助けが2人やって来た。2人はボンネットを開け、白とグレーの子猫を見つけ出し、無事に救出すると、投稿者に手渡した。投稿者は子猫をタオルで包み、自宅に連れて帰った。

動画のキャプションには、「猫の流通システムがクレイジーになっている」「私たちを助けてくれた(家具店の)HOMファニチャーの2人に感謝」と書かれている。

ティックトックユーザーの@road.2.zionは「なぜ『猫の流通システム』は私を選んでくれないんだろう?」とコメント。

@charlotte2286は「絶対に、運転前にはボンネットを数回たたいて車の下をチェックすること。毎回必ず。猫たちがエンジンルームに隠れるのは、そこが暖かいから。子猫が無事で良かった」と投稿している。

@fnbdottyは「うちも同じようにして、愛猫のロッコを見つけた。残念ながら、彼はいまノースカロライナ州で新しい家族と暮らしているけど」と語っている。

@little.miss.emotionalの動画は約700万回再生され、100万以上の「いいね」を獲得した。

野良猫は寒くなるとボンネットに避難することがある。非常に危険な場所であるとわからないのだ。しかし、車の所有者が、猫をボンネットから遠ざけるためにできることがいくつかある。

ペットのためのオンライン医療サービスを提供する「パンゴベット」によれば、車をきちんと掃除し、猫たちを怖がらせるためにクラクションを鳴らすといった対策がある。

このほかにも猫よけとして車の周囲に赤唐辛子の粉をまいたり、腐った卵のようなにおいを放つ硫黄粉末を用いたりするのも効果的だ。

ラベンダーやローズマリーなどのハーブも猫よけになる。また、車をカバーなどで完全に覆い、侵入口をふさぐという方法もある。

米動物虐待防止協会(ASPCA)によれば、米国では毎年630万匹、1日平均1万7260匹のペットが保護されている。

また、米動物愛護団体「24ペット」の「シェルター・ウォッチ・レポート」によれば、2023年1月にペット保護施設に収容された犬と猫は4万6807匹にのぼり、2022年1月に比べて1744匹増加した。

飼育放棄され、安楽死させられる動物は毎年約92万匹にのぼる。保護施設は、里親制度や避妊去勢プログラム、しつけのやり直しなどによって、安楽死を最小限に抑えようと努力している。

本誌は、この出来事の詳細を確認できなかった。
(翻訳:ガリレオ)

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