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大統領候補者の高齢化に一石...バイデンとトランプより「若いものリスト」がバズる

ニューズウィーク日本版 / 2024年7月18日 11時0分

ジョー・バイデン大統領とドナルド・トランプ前大統領 REUTERS

レイチェル・オコナー
<高齢の大統領候補を揶揄する動画がTikTokで大人気>

チャバタパンからカラーテレビまで、ジョー・バイデンとドナルド・トランプより若いものを列挙した動画がバズっている。

アメリカ大統領のバイデンは81歳、前大統領のトランプは78歳。2人とも史上最高齢の大統領候補者になる見通しだ。

それまでの最高齢は69歳で就任したロナルド・レーガンだったが、トランプは70歳、バイデンは78歳で大統領になった。

しかし2人のテレビ討論会をきっかけに、バイデンの年齢をめぐる懸念が噴出。インフルエンサーのブライアン・シューは、ネット上で火が付いた論議を1本の動画にまとめた。

シューはこの動画を制作した理由について、「最初の大統領候補者討論会を見て絶望し、『この人たち化石だよね、なんで引退してないの?』と思った」と本誌に語った。

「『しかしどれだけ古いんだろう?』と考え始め、この化石化の背景をもっと際立たせる人物や出来事を探し始めた」とシューは言う。

アラスカ・ハワイより「先輩」

シューがTikTokに投稿した動画の内容は単純だ。バイデンとトランプより若いもの。バイデンが生まれたのは1942年11月20日、トランプは1946年1月14日だった。

列挙しているのはインドの国(1947年に独立)、アラスカ州とハワイ州(アメリカの州になったのは1959年)など。人種の違う相手との結婚が全米で認められたのは1967年。フランスでギロチン処刑が最後に執行されたのは1977年だった。

カラーテレビは1954年の発明で、チャバタパンは1982年に創作された。

動画の再生数は投稿されてからわずか1週間で1800万回を超え、300万の「いいね」と数千のコメントが寄せられている。

@bri_xu things younger than biden and trump original sound - brian xu

「ビル・クリントンが最初に選出されたのが30年前なのに、いまだに彼の方がこの2人より若いってどうかしてる。自分の国の政治制度に大失望」

「ちょっと待って、バイデンが17歳になるまで、48州しかなかったってこと?」

「何だって?! 我々の現職の大統領は、第2次世界大戦中に生まれたの?」

「この2人が年寄りだとは知っていたけれど、思っていた以上にどうかしてるってことが、これで分かった」

動画にはそんなコメントが並んだ。

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