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年金財政は好転へ...将来は「年金増額」の可能性大な一方、やはり割を食う「あの世代」

ニューズウィーク日本版 / 2024年7月23日 18時34分

40代、50代が高齢者になる頃には、厳しい老後生活が待っている一方、現在、突出して高い人口割合を占める団塊世代の多くが鬼籍に入る。その後は人口構成が劇的に改善するので、30歳以下の若者が年金をもらう頃には、むしろ年金額は増えている可能性が高い。

減額制度の影響を強く受ける厳しい「世代」

年金増額が見込まれる若年層にとっては朗報だが、一方で、減額制度の影響を強く受ける団塊ジュニア世代にとっては厳しい結果だ。

この世代は就職氷河期と重なっており、他の世代と比較して生涯年収が低くなる可能性が高い。国民年金の期間が長く、十分な額の年金給付を得られない人や、厚生年金に入ったとしても、十分な保険料を払えておらず、やはり低年金が見込まれる人が多く存在する。

もともと年金の予定受給額が少ない人が高齢者になり、健康状態が悪化した場合、生活に困窮するケースも出てくるだろう。十分な年金を確保できない国民に対する支援策の拡充が急がれる。

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